すなおクリニック

小・中・高と周囲の生徒や教員からも人相の悪さについて責められたり、睨んでいないのに睨んでいるのかと誤解を受けたりすることが多くあり、その一因になっている自分の瞼に対するコンプレックスがとても強く、せめて人並みに文句を言われないくらいの印象の顔になりたいと思っていました。加えて自分以上にそれを母親が汲んでくれており、数年前から「整形手術を受けてみたらどうか」ということを言われていました。
両親とも一重瞼なのですが母親はぱっちりとした綺麗な瞳で、アイメイクを続けるうちに皮膚が伸びて二重になったのだと本人から教えてもらうまで気付かなかった程なのですが、それで二重になるまでは何年も要したことと「今の時期に顔のことで悩んだりメイクに時間を取られるのはつらいだろう」と自分が人相や目のことについて愚痴っぽくこぼしてしまう度に「そんなに悩むなら手術したら？」と。
ただ、「手術」というものに対する恐怖心が強かったので、なかなか踏み切れないままでした。

そして大学生になってからメイクを覚え、その延長でアイプチの存在を知り使用するようになりましたが案の定どの方法でもなかなか上手くいかず、悶々とする生活が続いていました。
かろうじてそれなりに目が開いたとしても何かのはずみで取れてしまわないかと心配になってしまうことや、満足にアイメイクができないことが毎日ストレスでした。
それでも我慢できないほどではないから…と思い切って手術してしまいたい気持ちをズルズル引き延ばしていくうち大学4回生になり、それでも数ヶ月はこのまま過ごしていましたが積み重なった嫌気の限界が来たこと、手術をするなら就活等も控えた今のタイミングしかないだろうと決心し、施術を受けることに決めました。

このクリニックを選んだ理由

元々こちらのクリニックでは全身脱毛の施術を受けていました。
(医療脱毛を選んだのは値が高くても効果のある施術を受けたかったことと、毛孔性苔癬があると通常の脱毛サロンでは施術を受けられないらしいということを訊いたので)

瞼の整形がしたい！と思った当初は(既に別件でお世話になっているところで立て続けに施術を受けるのは何だか恥ずかしい…)と他のクリニックにするつもりでした。
ですがカウンセリングを受けに行った某クリニックチェーンでは、カウンセリングというよりも施術を受けようとしている人なら既に知っているだろう内容の繰り返しと、こちらが学生なので少額で済む埋没がいいのだろうという決めつけのまま話を進められ、施術の値段の話ばかりでカウンセリングというよりも一方的な説明会という様子だったので「このままここでお願いしてもいいのだろうか？」と却って不安になってしまいました。(もちろん他の学生さんにとっては施術方法・値段が手軽なのも金額について明確なのもいいことだろうと思います)

悩んだ末にこちらでもカウンセリングを受けてみようと診て頂いたところ全く対応が違い、既に数回通いクリニックにも先生方やクリニックの雰囲気にも慣れていたことや、自分はこちらで診て頂いた方が安心感があると思ったのでこちらで施術を申し込もうと決めました。
それから(脱毛の施術を受けるクリニックを探していた際も)このクリニックを選んだ理由なのですが、いらっしゃる方が全員女性なのが大きかったです。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

先にカウンセリングを受けたクリニックでは何も言わないうちから結局最後まで埋没法が前提で話を進められてしまいましたが、こちらではちゃんとどちらがいいかと相談できたので切開がいいことを伝えました。(少額でダウンタイムが短くてもいずれ取れてしまうリスクのある埋没よりいいと思ったので)
事前にサイトの方で施術方法を拝見していたのですが切開法は脂肪の除去が含まれていたのでそれも一因でした。
(別のクリニックで「瞼の脂肪は取れますか」と尋ねたところ「取れるには取れるが別料金になるし、この瞼の厚みなら脂肪を取ったところで仕上がりに変わりはない」と言われたことに納得できなかったので)

恥ずかしながらカウンセリングで訊かれるまでは二重にも平行と末広の種類があることを知らず、どちらの形にするかはその場で決められなかったのでそれは施術当日まで持ち越すことにしました。同じくマイクロ縫合のオプションについても当日決められるとのことでした。
そうして瞼の状態を診て頂き、これなら平行でも末広でもどちらでも大丈夫ですとのことでした。
加えて、わたしは瞼の重さも相俟って睫毛も下向きで、抜けた睫毛が眼球に入ったり等といったことが頻繁だったので睫毛が上向きになってほしいということも合わせて相談しました。こちらに関しては縫い方の問題だそうで、その通りにして頂けるとのことでした。

持ち物、気を付けること等は口頭＋用紙で、施術の前日にもメールで案内を頂きました。

施術の内容・痛み・かかった時間

今から手術を始めます、とカッチリ始まりの合図があったというよりあまりに自然に施術に入っていったので驚きました。
感じ方は人によって違うと思うのですが、わたしは「今から始めます」と言われるとより緊張してガチガチになってしまっていたと思うのでこうやってスタートしたのは良かったです。

自分は今まで左の瞼の方が若干開きが重たかったので(チベットスナギツネのような感じ)、てっきりこちらの方が脂肪が多いと思っていたのですが、先生によると右の方が脂肪が厚いと言われ意外でした。それを実感したのが最初の麻酔を打った時で、右の瞼から打たれたのですが全くと言っていいほど痛みが無くこれなら我慢できるぞと気を抜いた途端に左の瞼はそこそこ痛みがあったので、なるほど見た目によらないものなのだなと。

そこからは施術が終わるまで痛みというより違和感との戦いです。
麻酔を打たれた状態なのでもちろん痛みという痛みはありません。ただ、「いま瞼や目に何かをされているな」という違和感は多少なりともあります。そしてこの違和感は「いま何かめちゃめちゃ怖いことをされている」という想像に繋がるので結果恐ろしくなりどんどん体が緊張していきます。元々目の周りに関することへの恐怖心が人一倍強いので(他人があっかんべーをしたりコンタクトを装着する様子を見るだけでも怖い)、施術中はなるべくリラックスを心がけて怖いことを考えないようにがんばっていました。
それでもはっきり痛いと感じるのは麻酔の注射程度ですし、それも仰々しい痛みではないので自分みたいな怖がりでない人にはもっと難易度が低いだろうと思います。

わたしの場合は施術中は完全な沈黙よりか何かが聞こえている方がリラックスできたので、ときどき先生と看護師の方がお話されている度に耳を傾けていました(ずっとBGMが流れてはいますが至近距離で何かを聞いている方が気が紛れました)。余裕があるときは少しですが自分も喋ったりしました。


施術時間は両目合わせて1時間弱程度でした。

来院から施術後までの様子

施術当日は眼鏡に帽子とマスク、メイクは眉マスカラだけした状態で来院しました。
(20分前には来院するようにとのことでしたのでその通り到着しました)
手術前に眉のメイクを落として頂いて、先延ばしにしていた二重の形をどうするかを鏡を見ながら決めました。
あんまりこういう方はいらっしゃらないと思うのですが、自分は正直「こういう二重になりたい！」という理想があった訳ではなく、ただ漠然と「人相がよくなればいい(＝今より目が開けばいい、なりたい二重の形のこだわりがない)」という状態だったので決めるのにぐだぐだしてしまいました。平行二重にしたのですが、それも自分の理想というよりは自分の好きな顔立ちの方に二重が多かったので参考にしたという感じです。
きちんとなりたい二重のビジョンがある方はこの時にもっとしっかり悩んで、理想の形があるなら写真なり持参した方がより決めやすいのかなと思います。

これはうっかりしたなと思ったのが、マイクロ縫合のオプションも瞼の形と同じく当日決めるとのことだったのですが何も触れないまま一通り終わってしまったのでちゃんとお話しておくべきだったと後悔しています。(本当はマイクロ縫合もお願いするつもりでした)
施術後は鏡で状態の確認、それから施術前にお話していたのですが摘出した脂肪を見せて頂けるとのことだったのでそれも一緒に見せて頂きました(左右で脂肪の量が明らかに違って面白かったです)。その後は別室で横になり瞼を冷却させて頂いてから支払いをし、看護師さんと先生からダウンタイム中に気をつけることを伺って、また帽子と眼鏡とマスクで顔を隠しつつ帰宅しました。

現時点までの経過

若干粘膜が見えますが瞼の腫れはかなり落ち着いてきました。指で触っても腫れているという感覚はかなり落ち着いています。
瞼を閉じた時の状態は二重の線に合わせてテープが食い込んでいるような見た目です。テープの食い込みに見えるほどには瞼の腫れはあるのですが触った時の感覚は他の箇所とほぼほぼ変わりなく、アイラインを引く時にああまだ腫れているかな、とほんのり感じる程度です。
睫毛の方は、上向きになるようにしてほしいと希望した通りビューラーが要らないほど上向きになりました。
ただ腫れに伴って余計に粘膜が見えやすくなっており、睫毛の少ない目頭側など特に違和感があるので、現在はそこをインラインで隠しています。
切開された縫い跡は傷跡の上を細いミミズ腫れが点々と通ったような見た目です。
瞼を閉じても腫れの中に引っ込んでいるので自分でわざわざ皮膚を引っ張ってみないと確認できないくらいです。
若干ピンク色が残っていますが意識して傷跡を見ようとしない限り全くわかりません。
瞼の方も色に関しては同様に腫れを感じさせないです。

その他、クリニックへのメッセージなど