PQXピコレーザー
ピコレーザーとは、ピコ秒というナノ秒の1000分の1秒の照射時間で、今までのレーザーでは破壊できなかった小さな粒子が破壊できるようになった技術を用いたレーザー治療です。
シミ、そばかす、肝斑などでお悩みの方向けの施術で、レーザー照射で破壊され小さな粒子へと砕かれたメラニンの粒子は、体内へと吸収されて無くなります。
熱による肌への負担かほとんどなく衝撃波でメラニンにアプローチでき、皮膚の奥深くまでレーザーが届くようになりました。
ピコ秒レーザーの通常出力照射での空胞は、より微細で限局された領域に生じていることから、周囲へのダメージが少なく、炎症反応も生じにくいと考えられています。
PQXピコレーザーの3つのポイント
①短時間でよりキレイ
従来のシミ取りレーザー治療などでは、照射している患部以外の正常な細胞への影響が懸念される声もありましたが、パルス幅幅(照射時間)が短いピコレーザーは、照射エネルギーが低く、照射している患部以外の正常な細胞が損傷することがほとんどありません。
ピコレーザーPQXは超短パルス幅(300ps)でスピーディーな施術で熱ダメージが少なく、効率的にメラニンを粉砕し、やけどによる黒ずみなどの副作用が少ない効果が期待できます。
②広い面積を効率よく照射
ピコレーザーPQXは四角形スポットなので、丸型に比べて隙間なく照射ができ、重ねうちを防止します。
また、広い面積を効率よく照射できるので、取り残しも少なくキレイな仕上がりになります。
③高いピークパワーでより効果的
同じ波長、同じパルス幅の場合、ピークパワーが大きい方がよりターゲットとなる部位の色素粒子を破壊しやすくなりますが、このピコレーザーPQXは従来のYAGレーザーの8倍のピークパワーがあリマス。
※ ピコレーザーPQXのピークパワー/1064nm:2.7 GW 532nm:1GW
【ピコセカンドレーザーは超優秀!】
Qスイッチ技術により、ピコ秒で発振することを可能にしたレーザー
ピコ秒発振、超短パルスレーザー(ピコ秒:10-12秒= 一兆分の一秒)
ナノセカンドレーザーの1/10~1/100(ナノ秒:10-9秒=10億分の一秒)
ピークパワーが非常に高い
「光熱反応」と「光音響作用」の両方の作用をもつ
ナノセカンドレーザーでは難しい、刺青や薄い色素斑に効果的といわれている
周囲組織へのダメージが少なく、炎症後紅斑・炎症後色素沈着・瘢痕が少ないといわれている
痂疲形成が薄い傾向
【院長からのコメント】
藤井クリニックは開業以来アンチエイジング・スキンケアに取り組んでまいりました。
その中でも肝斑治療は非常に専門性を要する治療でして、細やかな診察と患者様のお肌状態、それまでの生活習慣、スキンケア習慣など、患者様との密な診療が必要になります。
明瞭なシミ治療との違いは、お肌状態によって治療機器や治療間隔、エネルギーの出力調整などが必要で、肝斑。肌状態の改善の経過を細やかに診療する必要のある点です。
レーザーでの強いエネルギーはもちろん、IPL(フォトフラッシュ)治療も適さないケースがあり、レーザートーニングなどの治療が功を奏するケースが多くございます。
そのレーザートーニング治療に、ピコ秒トーニング治療器を加えることで、患者様ごとのオーダーメイド治療がより進化しました。
その他、点滴やイオン導入、エレクトロポレーションなどの補助治療も工夫を凝らして併用することで治療効率がアップします。
ただ、各種治療はそれぞれにメリットがありますが、それぞれの患者様のその時々の肌環境やご年齢変化に伴う細胞環境に、より的確に適合した治療を行うことで治療効率があがります。
今回導入した当院のピコレーザーは、ヨーロッパ、スロベニアに拠点を置く、50年以上続く、レーザーメーカーの会社であります、Fotona社が自信をもって発表した治療器であります。
その性能は、従来のピコレーザーよりも選択的に正確にメラニン色素を治療できることでありますが、その内容は他の機会と比較して最速時間でエネルギーを照射、出来ることで、それは言い換えると狙った細胞を選択的に治療できることで、周辺細胞に影響しないので綺麗な仕上がりが実現でき、痛みなどの刺激も感じにくい受けやすい治療であります。
肝斑やくすみなど色素治療は非常にデリケートの治療が必要になってきますので、藤井クリニックの強みである繊細できめ細やかな美肌治療の選択肢がまた一つ強化されました。
シミ・くすみ・肝斑など、美白・美肌の診療はぜひお任せください。