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バスト内の異物(液体シリコン)除去&修正

バスト他院修正

50代

女性

症例写真

KUNOクリニック  麻布院 クリニックナインフィールズが撮影

施術の総額費用

715,000円

担当ドクター

総院長

九野広夫
  • 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
  • この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。

クリニックから

施術の解説

他院手術歴
25歳時:海外で当時普及していた液体シリコンを両乳房内に大量に注入し、次第に多発性の腫瘤を触知するも様々な医院で摘出を拒まれる。

希望デザイン
初診時両胸に高度肥厚性被膜と石灰化著明、多層性の腫瘤を触知し、局所熱感と圧痛が激痛となるため緊急摘出手術となる。

方法
バスト他院修正
1回目:注入物除去&オープンカプスレクトミー
2回目:再生医療による豊胸術バストフルプレミアムフルセット注入

Dr.コメント
この症例は、問診の時点で穿刺でも溶解系特殊治療でも無効であることがすぐに診断されたためと、乳房内が無数の針で刺されている様な激痛が、日を追うごとに悪化していてご本人様の御希望もあり緊急オープンカプスレクトミーと内容物可及的全掻把を行った方です。
まるで25年前に留置された時限爆弾であるかの様な劇症発症でしたが、夏ミカンほどの厚みのあるゴワゴワした蜂窩状の被膜に、水飴の様なOil状の液体シリコンが大小至る所で貯留し、それらを丁寧に吸引と拭取りを繰り返しつつ被膜と共に鶏卵の殻を細かく砕いた様な石灰化組織が両乳房内から無数に摘出されたので、やはり臨床症状と一致しておりました。

施術のリスク・副作用

1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には線維化解除等で治します。
乳房内異物の残存や難治性のシコリが再発する可能性があります。

2.ごく稀な合併症
内出血、血種、漿液貯留、感染(化膿)、注入脂肪の壊死やシコリなどに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
乳房の感覚鈍麻があったとしても殆どが一時的な症状で、通常週単位で回復してきます。
テープかぶれ・傷が開くこと・注入脂肪の漏出等に対しては再縫合や抗菌対策、再発防止や瘢痕解除等のアフターケアを無料で致します。
万一の残存破損物にまで感染が及んだ時は再抜去しなければ治らないこともございます。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。

3.禁止事項
術前後数週間:ピルの服用
術前夜:アルコールを控えて下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用の是非をご確認しておいて下さい。
術後7日間:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動・ブラジャーの締付け・うつ伏せ (シャワーは翌日から可能です)等。
術後2~3週間:激しい運動、マッサージや殴打等。
尚、術後数ヶ月以上経過してもピルの服用 and / or マンモグラフィー検査で(非癌性ですが)シコリになることが稀にございます。

4.術後の必須事項またはした方がいいこと
術後3~4日間:異物除去後の圧迫固定 御自身で圧迫解除される場合には、脳貧血症状や表皮剥離等に充分に御注意下さい。
術後7日間×24時間は脂肪吸引部位の圧迫下着(サポーターやストッキング等)の装着必須期間があります。
通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、圧迫下着の追加装着をした方が望ましい場合もあります。
手術後当日ご帰宅後  15分毎にクーリング(冷却) と安静。嘔気がなければ軽食から開始して下さい。
術後3ヶ月間に最低月1回の診察と(特に1ヶ月目と2ヶ月目の)生着維持療法

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