顔の脂肪吸引
20代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
302,500円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院手術歴:21歳時にアゴにRADIESSE注入
希望デザイン
下アゴの余分な肉をとりたい。アゴ先端のボリュームが横から見て足りないと思い、プチ整形では満足しなかったので手術を希望。
方法
1回目:脂肪吸引(下顎)
2回目:異物(注入されたRADIESSE )除去&顎プロテーゼ挿入
3回目:顎プロテーゼ抜去(注入異物周囲の被膜残存により、被膜拘縮が発症したため)
4回目:顎への脂肪注入
Dr.コメント
2010年5月に1回目の手術を行った症例です。当院受診の約1年前に他院にてプチ整形(Filler:RADIESSE)を注入されるも不自然なしこりになって形よく形成できなかったので当初は下顎の脂肪吸引を試みました(その際Filler残存部だと細胞壊死が生じる恐れがあったため顎への脂肪注入は行いませんでした)が、その後やはり顎尖部が物足りなくてプロテーゼを挿入しました(DESIGN左側面は吸引時の、正面は顎プロテーゼ挿入前のデザインです)。
ところがその約2年後に今度は顎表面に被膜拘縮による引き攣れ線が生じたため、結局抜去して後日脂肪注入に切り替えました。
現在ならプロテーゼ抜去と同時にSure Dermで顎を形成する技術に進化しています。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
痛みや腫れ、内出血に対しては術前の前投薬(シンネック)で軽減されます。
術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径3~4mmの傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。
目立たなくさせるために、7日後の抜糸時より、テーピング約1ヶ月間を施します。
注入脂肪の生着率には個人差や部位差がございます。当院には術後にも生着維持療法がございます。
ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:飲酒をしないで下さい
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後3日~4日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)(身体の吸引の場合は約7日間)
術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後3日間 24時間はフェイスマスク、身体の吸引の場合は7日間ストッキングやウエストニッパーなどの装着必須期間があります。
その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
手術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静