眼瞼下垂治療
40代
男性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
385,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
希望デザイン
瞼が以前よりあまり上手く開かないが、少しずつ進行してきたためそろそろ治したい。但し瞼の皮膚を切除せずに治して欲しい。
方法
1回目:両側 上眼瞼マイクロ切開脱脂術&新挙筋法2針4点固定法
2回目:右側のみ 新挙筋法2針4点固定法
Dr.コメント
この方の眼瞼下垂の進行度は意外と高度で、瞬きの際に瞼の上下運動幅が少なく挙筋力が(或いは挙筋腱膜のタイトさが)低下していることが術前から伺えました。加えて、上眼瞼の皮膚が比較的厚い方で術中所見では、上眼瞼眼窩脂肪量が非常に少なく治療に難渋しました。
一般論ですがゴーグルやコンタクトレンズ、アイプチやアトピー性皮膚炎等による上眼瞼の慢性的な擦過や牽引でも皮膚の肥厚化が進んで眼瞼下垂の経年悪化が見られることがしばしばあり、脱脂量が少ないか脱脂後のタルミ収納スペース以上の肥厚化した皮膚がある場合に、挙筋法の限界が見えてくることもございます。従いまして、同じ手術を受けるなら(若年性から継続している眼瞼下垂の方は特に)せめて皮膚の肥厚化が進行しない早期の内にこの手術を受けられる方が望ましい結果につながり易いでしょう。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
手術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)