瞼の切開瘢痕治療
30代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
275,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院修正歴
35歳時 他院にて左挙筋前転法手術
その後、上方三白眼と閉眼障害発症し2か月後に左挙筋前転解除と右挙筋前転法手術を受ける
今度は二重ラインに著しい左右差が生じ、切開によるライン修正手術を計3回受ける
希望デザイン
二重ライン幅の左右差と、特に左の睫毛の形が三角形に見えるのを修正したい。
もうこれ以上メスを使って修正はしたくない。開眼度と閉眼障害も同時に治したい。
叶うなら自然な平行型の二重にして目の形を可愛く優しい目を希望。
方法
眼瞼形成術後修正( 眼瞼下垂治療 切開瘢痕 術後修正 )
1回目:新挙筋法2針4点(両瞼)+マイクロ切開脱脂(右瞼)+特殊施術計2回
2回目:新挙筋法2針4点(左瞼)
3回目:新挙筋法1針2点(左瞼)
Dr.コメント
この症例では、術前閉眼時に睫毛が閉じきれていません。
光を充てると白目が見えていることから、(就寝時に)慢性のドライアイとなり、放置するとやがて慢性結膜炎から視力障害にまで悪化することが予想されます。
余計な力を入れずとも自在に開閉眼ができることが健常状態ですが、上瞼眼を全切開する手術や眼瞼下垂治療では、たとえ保険診療でも大学病院でもどんな名医であろうとも、Fibrosisや癒着を正確に予測orコントロールできる医師は皆無ですので、治療名目の切開や切除は一切NGなのです。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どでアレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後7日間 24時間はフェイスマスク、ストッキングやウエストニッパーなどの装着必須期間があります。
その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
通常、7日後の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
手術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静