異物除去症例
50代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
165,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院手術歴
49歳時(2020年12月)
CMで有名な大手系列美容整形医院A にて経結膜脱脂術と同時に、残存したクマの部分に対してFGFを注入された。
50歳時(2021年3月・11月)
上記施術後から眼の下が凸凹になってきたので計2回、同院Aにてダイヤモンドフィラーと称するヒアルロン酸を注入されるも、一向に改善されなかった。
51歳時(2022年4月)
眼の下の専門美容外科医院Bにて、ヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を溶解した後、眼窩脂肪の追加脱脂と大腿から吸引した脂肪を目の下の凹んだ部分に注入する手術を受けた。しかしその後2022年12月頃より、両下眼瞼の耐え難い痛みが続き圧迫感や引き攣れも日を追うごとに悪化してきた。
希望デザイン
FGFや脂肪を注入された部位の耐え難いチクチク・ピリピリする痛みと表現し難い圧迫感、顔面の不自然な硬さと凸凹や紅潮を治したい。
方法
両側:特殊治療セット2部位(各3回)+再発予防処置(各2回)&(3ヶ月後撮影日に特殊治療セット追加 各1回)
Dr.コメント
顔面の紅潮は皮下組織に無数の硬結(周囲の線維化亢進による拘縮)のために生じる血流不全(ある程度の血行不良だと阻血になるため反動で却って毛細血管が拡張します)による慢性発赤が顕在化したものと思われます。
従ってFGF注入後の顔面紅潮の原因は異常線維化が原因であるため、レーザー治療で治る訳でなく寧ろ却って悪化します。更に、その異常組織内または周辺にヒアルロン酸や脂肪を不用意に注入されてしまうと、(注入脂肪も壊死すれば)異物反応が亢進して悪化することが容易に想像できます。
この症例の場合は顔面紅潮だけでなく、夜も寝れない程の耐え難い持続痛に苛まれていました。重ねて申し上げますがFGF加薬は、患者の人生を狂わせる「毒薬」で地上から撲滅すべきだと思います。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
痛みや腫れ、内出血に対しては術前の前投薬(シンネック)で軽減されます。
術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感等は、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延や再発の場合には更に特殊溶解注射で治します。(難治性のものは数クールかかることがあります)
傷跡は各穿刺部位に1~2箇所ずつ直径数mmの針孔がつきます。この針後は暫く残りますが数週間で目立たなくなります。目立たなくさせるために、施術直後から軟膏塗布と小テーピング約2-3日間を施します。
ごく稀に針孔が肥厚性瘢痕になることもあります。レーザーや日焼け、化粧品の混入などで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:飲酒をしないで下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後当日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)。
術後2~3週間:治療部のマッサージや殴打等。
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後数日間×24時間はフェイスマスク装着や特殊スポンジでカバーした方がいい場合があります。
施術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静。