鼻整形術後の修正治療
他院での鼻に関するあらゆる美容整形の術後修正治療を承っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
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鼻の他院修正
20代
女性
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
660,000円
総院長
九野広夫
他院手術歴
・21歳時(2011年8月)東京の個人医院Aにて両小鼻縮小&鼻孔縁挙上術(鼻翼外側の切除)
・22歳時(2012年2月)東京の個人医院Bにて下顎骨削り手術
・23歳時(2013年8月)東京の個人医院Cにてフェイスリフト手術
・25歳時(2015年頃)大阪の個人医院Dにて鼻背に脂肪注入&鼻孔縁下降術(耳介軟骨移植)
・27歳時(2017年頃)東京の個人医院Eにて鼻翼外側基部(ほうれい線根部)にシリコン挿入
希望デザイン
鼻翼基部を下げたい。鼻尖部を細くして括れを創りたい。鼻中隔を下げつつ人中を短くし口角を挙上したい。
方法
1回目:VASER最新型脂肪吸引(全顔面)
2回目:完全CLOSE法にて 鼻翼拡張術+鼻尖軟骨切除術+壊死耳介軟骨トリミング一部除去+瘢痕・欠損部形成目的にSure Derm 挿入術
3回目:完全CLOSE法にて 鼻翼降下術+鼻中隔延長+当院オリジナル「表面に傷をつけない人中短縮術」&隆鼻と鼻尖部形成目的にSure Derm 挿入術
4回目:完全CLOSE法にて 両側鼻翼根部の瘢痕解除と内部組織の一部トリミング除去&隆鼻と鼻尖部形成目的にSure Derm 挿入術
Dr.コメント
2022年6月に4回目(術前写真もデザインも4回目の時のものですが、過去3回の手術症例報告は既に別の記事にて掲載されています)の手術をした症例です。
2011年に両側鼻翼外側の切除術を受けていたことと、鼻孔縁下降目的で両側の鼻孔縁に耳介軟骨が移植されていたこと、およびシリコンによる「貴族手術」を受けていたこと等が重なり、瘢痕の治癒経過と内部組織の組成がかなり複雑でした。加えて、この方は異常線維化が生じ易い体質の様で、瘢痕周囲のスキンブリッジや拘縮が増生していることも見受けられました。
そこで、この方の手術歴と経緯を全て考慮に入れ、全て内側(鼻腔内の三角形デザイン)に切開線を設けつつ、鼻翼壁(緑色破線デザイン)の厚みをトリミング切除・減量させながら鼻腔内上方に牽引して、鼻翼根部表面の牽引痕を鼻翼根部内側に収納させる方法により、鼻翼根部の立て直しも図りながら狭小化した鼻孔を拡大させつつ多少の口角挙上も狙える手法で修正しました。
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
2.ごく稀な合併症
内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
創面の離解(または「し開」)や移植物・挿入物の創面からの露出が万一生じた場合には速やかに受診して下さい。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。また、挿入物にまで感染が及んだ時は抜去しなければ治らないこともございます。数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:アルコールを控えて下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後3日~4日間 24時間は鼻ギプス(または必要時Retina)の装着必須期間があります。
通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、ギプスの追加装着をした方が望ましい場合もあります。
手術後当日のみ: 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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