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埋没で二重にした糸が取れる確率はどのくらい?取れた場合の対処法は?

目・二重整形 (二重埋没法)

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/02/28


手軽に二重にしたい女性に人気の埋没法、切る必要が無く、ダウンタイムが短いので周囲に気づかれにくいのも魅力ですね。ただし、プチ整形とも言われる埋没法は、半永久的な効果がある訳ではありません。年月が経つにつれて二重のラインが薄くなったり、完全にもとに戻ってしまったりする人もいる事を知った上で手術を受ける必要があります。
そこで、この記事では埋没法を受けた後に糸が取れてしまう確率はどのくらいなのか?そして、取れた場合はどうすればいいのか?など、気になる疑問に徹底的にお答えします。

1. 埋没法で糸が取れる確率は?

埋没法で糸が取れてしまう確率については、医師によってさまざまな見解があります。実際にクリニックの公式サイトに掲載されている、医師による説明をいくつかご紹介します。


当院の埋没法は、私個人の統計では、全体的にみると、2年以内にとれてしまう方は5~10%くらいです。ただし、この5~10%という数字は、まぶたの厚い人や幅の広い二重を作った場合も含まれるので、まぶたの薄い人や狭い二重を作る場合に関してはもっととれる確率は低くなります。

まぶたの薄い人が目を閉じた状態で6mm以下の狭い二重を作った場合は約50%の人が10年以上とれません。

引用:高須クリニック


3年経過時点では35%、5年では50%ほどの確率で二重(ふたえ)が消失してしまいます。一重(ひとえ)瞼に戻ってしまった場合には、再度手術になりますが、希望する幅の二重(ふたえ)のラインで再度同じ手術を行っても、結局はまた一重(ひとえ)に戻ってしまうことになります。このことから生涯に何回も手術を繰り返す方も少なくありません。

引用:リッツ美容外科


若い人に限って言えば3年間で取れるのは約25〜35%。4〜3人に一人です。残りの70%前後の方は取れていないと言うことになります。

引用:こいずみ形成クリニック


埋没法を受けた人が将来において必ず一重に戻るかと問えばその確率は現実は1年で10%~20%でしょう。つまり大多数の人は仮に糸が緩んでしまったとしても、既に二重のラインが癖づいてしまっているようです。

引用:神戸ゆりクリニック


このようにクリニックによってさまざまな意見がありますが、平均すると1・2年で取れてしまう人は10%前後、3年で取れてしまう人は20〜30%前後ということが出来ます。

これを高いと感じるかは個人によって違いがあると思いますが、あくまでも平均値の話ですので、もちろん10年以上取れない人もいます。


もともとのまぶたの状態や手術方法などによっても大きな違いがあるので、「とにかく目を大きくしたい!」と無理なラインを作るよりも、医師と話し合って持続しやすいラインを作る事が大切です。


2. 埋没法で糸が取れる前兆はある?

ほとんどの場合は、ある日突然糸がブツンと取れる訳ではありません。徐々に糸の固定が緩くなっていき、ラインが薄くなる、二重の幅が狭くなるなどの前兆があらわれます。そのうちに目がむくんでいる時などはラインが消えて一重に戻るようになる…というように、段階を踏んでラインが消失していく事が多いでしょう。


もちろん、まぶたに強い衝撃が加わって糸が切れてしまったり、もともと手術の際に糸の結び方に問題があったりする場合は、何の前兆も無く取れる事もあります。


二重を回復させるために糸が取れかけの状態でアイプチなどをする人もいますが、まぶたを引っぱる事で皮膚が伸びてしまったり、かぶれなどの肌トラブルが起きたりするリスクがあるので、あまりおすすめ出来ません。

埋没法の再手術を希望する際に、まぶたが荒れていてはもちろん出来ませんし、皮膚が伸びている場合は切開法でないと綺麗なラインが作れない事も。糸が取れかけている時は、まぶたを引っぱる、擦るなどの行為は避けましょう。


3. 埋没法で糸が取れやすい人は?

埋没法の効果が持続するかは、個人によって大きな違いがあります。自分の心がけ次第で取れにくくする事も出来るので、ポイントを抑えておきましょう。


◯幅の広い二重にしている

手術の際に、欲張って幅の広い二重にすると糸の固定力が弱くなります。誰でも目のすぐ上よりも眉毛に近づくほど脂肪が厚くなるため、二重を作る為に結んだ糸と瞼板の間に脂肪が多量に入り込み、固定しづらくなるのです。持続しやすいラインの目安は、目を閉じた状態で7ミリ以下です。それ以上は埋没法では取れる可能性が高くなる事を覚えておきましょう。


◯糸を留める数が少ない

埋没法は、まぶたに極細の糸を通して、それを結ぶ事で二重を作ります。もちろん結び目が少ないほど手術後の腫れは少なくなりますが、その分取れやすくなる事は避けられません。

もっとも結び目が少ないのが「2点止め」と呼ばれる方法、そこから「3点止め」「4点止め」「6点止め」と徐々に固定力が強くなっていきますが、単純に結び目が多ければ多いほど良い訳でもありません。

まぶたに埋め込まれる結び目が多くなる程に違和感が大きくなったり、ダウンタイムも長くなります。また、4点止め以上は固定力に差が無いという見解を示している医師もいます。むやみに糸を留める数を増やすのではなく、自分にとって最適な方法で手術が出来るようカウンセリングの際に良く話し合いましょう。


◯よく目を擦る

普段から目を擦るクセのある人は、糸が取れやすい傾向にあります。花粉やアレルギーで目をゴシゴシと擦る人は特に注意が必要です。また、クレンジングやスキンケア、目の周りのマッサージなども出来る限り力を入れずに優しく行いましょう。


◯手術の後に太った

多少の体重の増加は問題ありませんが、手術の後に10kg以上太った人は、まぶたの脂肪が増えて糸の食い込みや糸が外れるなどのトラブルが起きやすくなります。


◯もともとまぶたが厚い

生まれつきまぶたの脂肪や皮膚が厚い場合、埋没法では強度が足りずにラインが消えてしまう事があります。糸をきつく結ぶ事で強度を強くすると、まぶたに食い込んで痛みを感じたり引きつれたような不自然な仕上がりになってしまうので、加減がとても難しいのです。

まぶたの厚みが原因で何度も二重が取れてしまう場合は、余分な脂肪や皮膚を除去出来る切開法をすすめられる事もあります。ただし切開法は、もとには戻せずダウンタイムも長くなるので、良く検討しましょう。


◯年齢が若い

年齢が若い人の場合、そもそも顔の形などが変化をしている最中であり、当然まぶた周辺の状態も変化します。

特に思春期頃など骨格や筋肉を始めとした体の成長が著しい時期に行うと、二重のラインにも無理が生じて取れてしまったり、逆にキツク感じるようになったりといった高くなります。

どの美容整形術でも同じですが、基本的には体の成長が完全に落ち着いたタイミング以降に施術を行った方が、理想的な状態を長く継続させる事ができます。


4. 埋没法で糸が取れた時の対処法

もしも糸が取れてしまった場合、そのままにしてもいいのか不安になりますね。ここでは糸が取れた後にやるべき対処法を解説します。


◯糸が出ていないかを確認する

埋没法に使われている糸は医療用の安全なものなので、まぶたに入ったままでも問題はありません。しかし、まぶたから糸が飛び出てしまっていると、腫れや炎症などの原因になるので、クリニックで抜いてもらいましょう。特に、まぶた側ではなく眼球側に糸が出ている場合は、糸が眼球を傷つける事があります。目がチクチクする、何かが当たっている感覚があるなど違和感がある場合は、早急に医師に相談して下さい。


◯手術をしたクリニックの保証を確認する

もし再手術を希望する場合は、手術を受けたクリニックで保証を受けられるかを確認しましょう。保証期間は、1年保証、3年保証、永久保証などクリニックによって様々ですが、保証期間内であれば無料や格安で再手術が受けられます。

しかし、保証期間内であったとしても、短期間で3回・4回と埋没法を繰り返している人は再手術を断られる事もあります。これは一般的に、再手術の際は埋め込まれてある糸を抜かずにそのまま行うため、すでに大量の糸がまぶたに入っている可能性がある事、そして何度も繰り返し埋没法を行っている人はまぶたの裏が傷だらけになっている事もあるというのが理由です。


そういった場合は、まぶたにメスを入れて縫合するとこで二重にする切開法を検討する必要があるかもしれません。切開法を行っていないクリニックで手術をしている場合は、埋没法を繰り返す事をすすめられるかもしれませんが、不安があれば他のクリニックでもカウンセリングを受けるといいでしょう。再手術は、焦らず慎重に行って下さい。


5. まとめ

埋没法で二重にした場合、平均すると1・2年で取れてしまう人は10%前後、3年で取れてしまう人は20〜30%前後というのが、現在言われている「糸が取れてしまう確率」です。もともとまぶたが厚く取れやすい人は切開法を検討する必要がありますが、二重の幅を欲張らない、目を擦らないなど、心がけ次第で取れにくくする事は出来ます。

単純に結び目を多くして固定すれば良いという訳ではないので、自分にとって最適な手術方法やデザインで手術を行えるよう、事前にしっかり医師と話し合いましょう。

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