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一般的に、背中やお腹の毛はうぶ毛のように薄い毛ですので、黒い色素に反応して毛根を焼却するレーザー脱毛は向きません。そのため、薄い毛でも脱毛が可能な、光治療（IPL脱毛）かダイオードレーザーを使用したレーザー脱毛医療機器を導入しているクリニックを選ぶのがいいでしょう。絶縁針脱毛も薄い毛の脱毛に対応していますが、お腹や背中は範囲が広いですので、治療費が高額になる場合があります。なお、ダイオードレーザーで目立つ毛を無くしてから、絶縁針脱毛で残りを脱毛するといった合わせ技も可能です。

クリニックや使用機器によって異なりますが、FDA（米国食品医薬品局）認可の医療用アレキサンドライトレーザーの場合、お腹は40cm×20cmを1回で28,000円程度、背中はブラジャーの上部分または下部分1回で18,000円程度（両方ならこの倍）になります。ただし、医療脱毛は5～6回の通院が必要です（顔の脱毛は約10回）。

多くのクリニックでは、背中の脱毛はブラジャーの上部分とブラジャーの下部分に分けて、背中全部を同時に行うようなことはしません。その理由は背中の脱毛は負担が大きいからとされています。背中は身体の中で最も広い部位になりますので、施術の時間も長くなり、また、背中の脱毛は最も痛みを感じやすいとされていますので、負担が大きくなりがちとされています。なお、痛みといってもそこまで大げさなものではなく、他の部位がピリリでしたら、背中はピリピリッ程度です。

女性の胸毛脱毛を行っているクリニックはあります。ここでいう胸毛とは、鎖骨の下部分からバストのアンダーラインまでとします。ただし、剛毛の方でしたら問題ないのですが、薄い毛はうぶ毛に近い性質ですので、レーザー脱毛では満足いく効果を得られないかもしれません。その際は、痛みなども考慮して少しずつ レーザーの出力を上げるなどの方法があります。「乳輪周りの脱毛」で検索すれば、いくつか見つかると思いますので、探してみてください。