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脱毛治療後に硬毛化してしまったら

医療脱毛

解説 キルシェクリニック

公開日:2016/05/30


脱毛という治療自体が一般的になり、若い方を中心に受ける人が急増しており、若い方だと中学生くらいから積極的に治療を受けている人も少なくありません。最近は男性であっても脱毛するのはマナーの一環だと言われているようですね。そんな脱毛治療ですが、エステの治療が「一時的減毛(一時的に毛を減らすだけ)」しかできないと明確な結論が出たという経緯もあり、医療機関でのレーザーによる永久脱毛が注目されています。最近の脱毛は機器の進化によって痛みが少ないのに効果が高くなり、医療機関であっても快適に受けられるようになってきました。

そして治療する方が増えてきているのと同時に大小様々なトラブルも出てきています。あまり効果が感じられないというものから、やけどや色素沈着などまで様々です。今回は脱毛治療後のトラブルの中でも、クリニックによって対応が大きく異なる場合の多い「硬毛化」という現象について書いてみたいと思います。


【硬毛化とは】
硬毛化とは、脱毛処置後に毛が硬くなったり太くなったりして処置前よりも目立ってしまうことです。中途半端な出力で毛根に刺激を与えることによって、毛根が活性化されて起きると言われています。効果的な治療方法があまりないため、一度起きてしまうと長期間治療が必要になってしまい、悩まれる方が少なくありません。うなじ、背中、二の腕など毛の柔らかく細い部分を中心に起きやすいと言われています。

◆増毛化は都市伝説
ネットなどでは脱毛施術後に毛が増える「増毛化」というキーワードも見られますが、これは間違いの側面が大きいです。脱毛の施術で毛穴の数が増えることはありませんので、今まで目立たなかったムダ毛が太くなって目立つようになった(硬毛化)と、毛周期でお休みしていた毛穴から刺激によって毛が生えてくることで量が多くなったように見えるというのが増毛化の正体です。毛が増えたように見えるので心配ですが、特別な治療が必要なわけではなく、通常の治療や硬毛化の治療をしていくことなどで改善します。

◆知識のないクリニックも多い
最近は脱毛が昔以上に一般的になってきているため、ここ数年で脱毛専門クリニックが一気に増えたこともあり、医療機関であっても脱毛に対してじゅうぶんな知識を持っていない場合が少なくありません。今まで見てきた中では、剛毛化(?)という説明を行っており、内容的にも医学的に全く理解できていないであろうクリニックもありましたので、しっかりと説明ができてトラブルにも対応できる経験豊富な医師が在籍しているクリニックをお勧めします。


【硬毛化には様々な治療方針がある】
硬毛化が起きてしまった場合、原因や症状によって様々な治療方針があります。

◆強い出力で照射してみる
◆照射するレーザーを変えてみる
◆弱い出力で照射してみる
◆毛が生え変わるのを待つ

クリニックによって考え方は様々ですが、エステではできない治療法ばかりですので、エステで硬毛化が起きてしまった場合には速やかに医療機関での治療を検討されてください。


【硬毛化になりやすい人?】
硬毛化が起きる多くの部分は元々の毛の細さだと言われていますが、治療を受ける人のキャラクターによっても硬毛化が起きやすい、起きづらいというものがあるように感じています。医学的なエビデンスは何もないのですが、今までの多くの経験上では痛みに弱い人が我慢して治療を受けている場合に、硬毛化が起きていることが多いように感じています。レーザー機器に対する相性の問題で他の人よりも強く痛がっているだけなのかもしれませんし、痛みによる精神的なストレスが原因で硬毛化が起きてしまっているのかもしれません。単純に痛みに弱いため出力を落とした結果として毛根が中途半端な刺激を受けて硬毛化するだけなのかもしれません。痛みに弱い人が我慢して治療を受けている場合に硬毛化が多い理由は、今のところははっきりとは分かっていません。

脱毛の治療を受けて強く痛みを感じた場合には、別な種類のレーザーに切り替えて試してみるのも安全に治療を受けるための自衛策としては有効かもしれません。初回からコースを組まずに、まずは自分に合うレーザーを見つけてみると良いでしょう。

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