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鼻のレディエッセ注入の基礎知識 入門編FAQ
鼻のレディエッセ注入に関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
レディエッセ注入による鼻の整形とは?
レディエッセはここ2、3年になって美容業界で使われ始めた注入物で、ヒアルロン酸注入と同様、鼻の整形をすることが可能な長期持続型のジェル状製剤になります。レディエッセの主な成分はハイドロキシアパタイトといい、歯や骨に含まれるカルシウムのことです。ヒアルロン酸と同様、体内にもある物質ですので、アレルギーを起こしにくく、安全性が高い特徴を持ちます。このレディエッセですが、実は整形外科や形成外科などの分野では昔から使われています。また、FDA(アメリカ食品医薬品局)やCE(ヨーロッパの安全基準)の承認を得ていますので、世界的にもその安全性の高さが保証されています。
ヒアルロン酸注入による鼻の整形との違いは?
一番の違いは持続時間です。一般的なヒアルロン酸は半年ほどで体内に吸収されますが(効果がなくなる)、レディエッセは最長で2年と長い年月を掛けて体内に吸収されます。また、ヒアルロン酸と違い、数日で固まって周囲に流れにくくなりますので、ヒアルロン酸よりも鼻の高さを出しやすいという特徴を持ちます。その他、触った時の感触も硬く骨に近いため、より自然な仕上がりといえます。FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を取得しているのも特徴です。
レディエッセ注入による鼻の整形のデメリットは?
最大のデメリットは直ぐに元に戻せないという点が挙げられます。もしも、施術に失敗、または希望した鼻筋・鼻先への整形でなかった場合でも、体内に吸収されるまでの1年以上はそのままで生活をしなければいけません。それに対し、ヒアルロン酸の場合は溶解薬が存在しますので、再手術が非常に容易です。もう1つのデメリットとして、ヒアルロン酸に比べて腫れが長くなる場合があります。レディエッセの粒子はヒアルロン酸よりも粗く、注射針が太くなってしまいます。そのため、ダウンタイムがほぼ皆無のヒアルロン酸に対し、レディエッセは数日間の痛みが続く場合があります。
レディエッセの安全性は?
レディエッセは非毒性、非抗原性、非発がん性、非アレルギー性の皮膚充填剤です。また、日本の厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局)や韓国食品医薬品安全局(KFDA)から安全を保証する認定を受け、さらに、欧州で安全規制に適合した医療機器などに与えられるCE(ヨーロッパの安全基準)を取得し、約10ヶ国から承認を受けている安全性の高い物質になります。一方で、ヒアルロン酸には複数の種類があり、クリニックの中には安全性の高いヒアルロン酸を使っているところもあれば、そうでないものも使っているところもあるかもしれません。レディエッセという名称の製剤は一種類しかありませんので、安全性は確実です。