鼻中隔湾曲矯正手術後に耳介軟骨移植手術は可能ですか?
鼻中隔延長と鼻孔縁下降術とプロテーゼ隆鼻術を受けようと思っていますが、鼻中隔湾曲症で鼻が曲がっているため、
大学病院で湾曲矯正手術をしてから美容整形クリニックで上記手術を受けたいと考えています。
鼻中隔湾曲矯正手術を受けたために上記手術の妨げになるようなことはあるのでしょうか?
1 名のドクターが回答
1件の回答があります
1件目の回答
(2023-02-27)
他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。やはり大学病院での鼻中隔湾曲矯正手術と美容整形でお受けになられる予定の手術MENUとの兼ね合い(相性の様なもの)が全てです。その相性によっては却って別の部位の湾曲や変形、硬化や左右差等の新たな問題が生じる恐れがあります。
例えば、(鼻中隔支持力の耐性以上の)ミスマッチサイズや形状の耳介軟骨を挿入されるか挿入箇所からズレるだけでも鼻尖部が傾くかアンバランスな形状になり、適切な形状のものを正位置に挿入されても(元々耳介軟骨が硬いため鼻尖部に)異常な硬化を起こし、(鼻をかむ際の)慢性疼痛や治らない発赤、鼻尖皮膚の菲薄化が生じることが予想されます。年月が経過した後に移植軟骨片が壊死を起こした場合には更に被膜拘縮による硬化や変形を来します。
私がこの「口コミ広場」に返答し始めて僅か数ヶ月間で、3D法や耳介軟骨移植術、鼻形成の複合手術で失敗された方々の声が数多く寄せられています。湾曲さんが仰る「鼻中隔延長 鼻孔縁下降術」という技法は、仮に自己組織(耳介軟骨)を用いたとしても決してスタンダードでもありません。
シリコンプロテーゼ(メッシュやゴアテックス、cog糸やオステオポール等の異物も同様)挿入後、数ヶ月~十数年経過して被膜拘縮による硬化や変形も生じてくるでしょう。これらの術式は鼻専門医や形成外科医がやっているからと言って最適化手術でも最新MENUでもありません。
最悪のシナリオは、上記の様な症状が新たに(一定の月日が経過してから後遺症として)発症することですが、代替方法が無ければ多くの場合手術担当医でも治せません。
更に、OPEN法による鼻尖形成も糸で縛るだけの鼻尖結紮法も当院ではNG指定しています。決してOPEN法ではしないことをお勧めします。傷跡が醜く残って目立つばかりか穿孔や皮弁壊死のリスクが高い術式です。
当院がご提案する湾曲さんの御希望を叶える方法」とは、完全CLOSE法にて、鼻尖軟骨の(一部トリミング)切除と人工真皮挿入術」だと思われます。
この人工真皮は6ヶ月以上経過すれば自己組織になり、被膜拘縮も石灰化も起こしません。どうぞ下記の症例をご参考になさって下さいね。
https://clinic-nine-fields.com/column/category/face/nose-mouth/
九野広夫先生の鼻の整形の症例 (アフター)
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