【シミ取り レーザー】ライムライトを肌に照射する際高出力で打つと良いって本当ですか? 【ドクター相談室】
シミ取り・肝斑・毛穴治療 (シミのレーザー治療)
公開日:2021/02/03
その中でもシミへの悩みは尽きず、レーザーによるシミ取り施術をした人も多いはず。
今回は、ライムライト施術を得意とする、やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院院長、宇井先生に、実際に口コミ広場に寄せられた読者からのライムライトに関する質問に答えていただきました。
解説者
やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院 宇井千穂 医師
監修 宇井千穂
やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院/シミレーザー東京 院長
2004年 公立福生病院勤務
2006年 土佐清水病院勤務 同時に非常勤として銀座の某クリニック勤務
2019年 やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院 開院
ライムライトを肌に照射する際、高出力で打つとよいというのは本当ですか?
結論からいうとあまり強く当てなくても良いです。
ライムライト施術はいろいろな改善に使われる医療レーザーであり、肌質改善にも役立ちます。
肌質改善で月に1回通われているということは、半年ぐらい通われて一旦お肌の質が改善されたのではないかと思います。
ライムライトの肌質改善はとても優れており、出力だけを高く上げることが一番いいというわけではありません。
一人一人のお肌の質に合わせて施術を受けるということが大切です。
医療レーザーを受ける際に、出力を強くしたり、弱くしたりというところに注目が行きがちですが、実はお肌のレーザーには出力だけのモードがついているわけではありません。
例えば、シミを取るようなモードやそれよりも赤身に注目したモード、お肌が白い人用のモードなどがあります。
モード以外でも、パルス幅の設定も多数あり、そういった調整のもと一つの治療が成り立っているわけです。
お肌の改善には単純に出力だけではなく、モードやパルス幅などを組み合わせて一人一人に一番合った肌質改善のレーザーをすることが重要とされます。
ライムライトと他の施術の違いについて
医療レーザーにはたくさんの機械がありますが、その中でもライムライトはお肌の透明感が出るように白くするという特徴がございます。
もし肌質改善で、もっと地肌を白くしたい、透明感を出したい、若々したい、といった希望がある方にはライムライトは非常に優れていると思います。
照射出力と肌質改善の効果について
出力というのは肌質に合わせて使うべきです。
レーザーはお肌の白さとシミの黒さのコントラストから、黒い箇所をシミだと認識し出力されるように設定されています。
そのため、大きな出力のレーザー当ててればいいというわけではなく、シミの濃さに合った出力のレーザーを入れるべきです。
ライムライトの効果的な照射出力について
数あるレーザーの中でも、脱毛のレーザーは特に出力の強弱について問われます。
お肌に適したレーザーであるライムライトは多数のモードや出力パルス幅など、多くの要素から成り立っていますので、
出力のみで強い方がいい、弱い方がいいと単純に決められません。
レーザーに対する反応には個人差があります。
単純に赤くなったからといってレーザーの出力が強かったとか、パルス幅が合わなかったとかそういう理由でも実はないです。
大切なのは、医師に確認してもらいながらショットすることです。
患者様もちょっと違和感を感じるのであればお伝えいただいた方がいいです。
医師は患者様の感じる痛みなどに関与して機械の設定を変えていますので、患者様からはむしろお伝えいただくことが大切です。
当院でもよくレーザーの施術中に痛みがあるか細かく確認はしておりますが、痛くても我慢される患者様も非常に多いです。
我慢されすぎますと医師も設定に悩んでしまいます。
レーザーは患者様に合った出力等を設定しておりますので、痛みがある時はお伝えください。
ダウンタイム中の過ごし方について
ダウンタイム中で一番大事なことは触らないということです。
施術箇所の色の変化や痛みなどにより肌に触れる方もいますが、レーザー後の肌は新しく生まれ変わるべくとても繊細な状態になっています。
ご自身ではなるべく触らないでいてください。
触らないことも治療の一環です。
その他の注意点としては、紫外線対策があげられます。
特に肌に負担になるようなことは避けた方がよく、UVケアや保湿剤を使うこともおすすめします。
くすみと色ムラの改善におすすめの治療法ありますか?
くすみには様々な原因があり、原因によってくすみの改善の仕方も異なります。
レーザーやピーリング、イオン導入も一つの治療法であり、また、点滴や薬、水光注射などの薬剤による治療法まで多岐に渡ります。
医師に相談してどのような治療をするのかを決めることが一番いいと思います。
レーザー照射後の注意点
よくレーザー治療で言われることがありますが、日焼けをしないことが大切です。
日焼けは火傷の一つです。
火傷をしているところにレーザーを当てると肌が濃くなってしまうことがある上、医師でも想像でできないようなトラブルが起こることもあります。
レーザー治療の期間は、日焼けをしないよう紫外線対策を行ってください。
また乾燥肌や敏感肌の方は、月に1回の通院予定の場合でも、医師の見解によっては1回スキップすることもあります。
乾燥肌や敏感肌の方は医師に事前にお伝えいただき、カウンセリングのもと、スケジュールを決めて進められるといいと思います。
終わりに
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