痩身、メディカルダイエット
ボトックス注射
ボトックスとはボツリヌス菌という細菌のA型毒素から製造した薬品の商品名です。(毒素にはA~G型までありますが、臨床的に有効なものはA型です)ボツリヌス菌は食中毒を起こす細菌として有名です。嫌気性菌という種類の細菌で、空気のないところで繁殖します。
この細菌の毒素による食中毒を起こすと呼吸筋に作用して、その働きを抑制してしまい結果的に呼吸困難をもたらします。10数年前に「芥子レンコン」の真空パックの中で繁殖して食中毒事件が起きています。食中毒を起こす細菌というと危険なイメージがありますが、ボトックスはその毒素から作った「ワクチン」です。インフルエンザの予防として接種するインフルエンザワクチンと同じです。インフルエンザのワクチンも大量に接種すると、逆効果で高齢者などではインフルエンザを発症してしまいますが、微量であれば予防、治療になるのと同じ原理でボトックスも使用します。
通常、額のシワに使用する量の70倍以上の量の毒素を注射すると危険(呼吸困難)な状態になる可能性がありますが、通常の使用量では全く問題ありません。日本国内では美容目的の使用での事故は報告されていません。美容目的では1999年頃からアメリカで大人気となり、2001年からは日本でも普及しています。眼科や神経内科でのけいれん治療目的では1996年から認可が下りており、現在では健康保険の適応となっています。
美容目的ではもちろん保険適応ではありませんが、2009年1月21日からは美容目的(眉間のしわ治療だけの適応ですが)で厚生労働省の認可が下りました。製品にはアメリカのアラガン社のボトックス、イギリスのイプセン社のディスポート、韓国製のニューロノックス、など様々な製薬会社から製品が販売されています。2011年11月からはドイツのメルツ社のゼオミンという製品が販売されてて、当院でも直ぐに導入しています。このゼオミンの特徴は「抗体形成」が理論上起きない、という点です。
当院では顔面の表情シワの治療では特別な理由が無い限りゼオミンを使用しています。
この細菌の毒素による食中毒を起こすと呼吸筋に作用して、その働きを抑制してしまい結果的に呼吸困難をもたらします。10数年前に「芥子レンコン」の真空パックの中で繁殖して食中毒事件が起きています。食中毒を起こす細菌というと危険なイメージがありますが、ボトックスはその毒素から作った「ワクチン」です。インフルエンザの予防として接種するインフルエンザワクチンと同じです。インフルエンザのワクチンも大量に接種すると、逆効果で高齢者などではインフルエンザを発症してしまいますが、微量であれば予防、治療になるのと同じ原理でボトックスも使用します。
通常、額のシワに使用する量の70倍以上の量の毒素を注射すると危険(呼吸困難)な状態になる可能性がありますが、通常の使用量では全く問題ありません。日本国内では美容目的の使用での事故は報告されていません。美容目的では1999年頃からアメリカで大人気となり、2001年からは日本でも普及しています。眼科や神経内科でのけいれん治療目的では1996年から認可が下りており、現在では健康保険の適応となっています。
美容目的ではもちろん保険適応ではありませんが、2009年1月21日からは美容目的(眉間のしわ治療だけの適応ですが)で厚生労働省の認可が下りました。製品にはアメリカのアラガン社のボトックス、イギリスのイプセン社のディスポート、韓国製のニューロノックス、など様々な製薬会社から製品が販売されています。2011年11月からはドイツのメルツ社のゼオミンという製品が販売されてて、当院でも直ぐに導入しています。このゼオミンの特徴は「抗体形成」が理論上起きない、という点です。
当院では顔面の表情シワの治療では特別な理由が無い限りゼオミンを使用しています。