ボトックス注射
ボトックス注射に用いられる薬剤はボツリヌス菌が産生する神経毒素で、筋弛緩作用があります。表情筋が原因となってできる眉間や額などの動的なシワに注入し、表情筋の力を弱めて表情ジワを改善していきます。
もともと、顔面神経麻痺などの治療に用いられていた安全性の確立された医療技術ですが、医師の技術と経験が求められる治療でもありますので、医師と十分に話し合った上で注入部位や量などを決めて、自然な表情に仕上がるように調整していきます。
ボトックス注射の効果は3日後くらいから除々に現れます。初回の効果は4ヶ月程度持続し、その後少しずつ効果が薄れていきます。シワが気になってきた頃にまた注入すると、持続期間は段々と長くなっていき6~10ヶ月も持続するようになります。
薬剤はFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されている安全なもので、副作用はほとんどありません。
「BOTOX VISTA」
日本で唯一厚生労働省が承認したボツリヌス治療製剤です。
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスをはじめ世界80カ国以上で表情ジワをはじめとするシワ治療への適応が承認され、広く美容医療・エイジマネジメントに使用されています。
「BOTOX VISTA」は、米国アラガン社自社製造工場より徹底した管理の下で輸入され、日本における他の医薬品と同様、厚生労働省の品質基準に則り、輸送保管され各医療機関へ届けられています。 非常に繊細な製剤の活性保持には保管温度などの徹底した管理が必要不可欠で、その流通について厳しい規制下に置かれています。
「BOTOX VISTA」は、その使用にあたっては、講習セミナーを受講し、有効性・安全性ならびに薬剤の取り扱いについて十分理解している医師にのみ使用が許されています。