Theoryクリニック （セオリークリニック）

子供の頃からクマがあり、嫌悪感をもって意識するようになったのはハタチくらいの頃からでした。人からよく「疲れてる？」と聞かれ、メイクを必死で覚えました。それから35歳くらいまでは嫌だ嫌だと思いつつなんとか誤魔化していましたが、段々メイクでも隠せなくなり、とにかくマットで濃いコンシーラーを探す日々でした。36歳の時に出産し、体型も顔も疲れくたびれた様子が日常化し、これじゃマズイと思い、とうとう医療の力を借りようと色んなクリニックをまわりカウンセリングを受けました。どこに行ってもあなたのクマは複合型だからまず脱脂手術を受けた方がよいと言われ、私にとって高額な見積もりが出ました。まだその時は、そこまでしなくてもレーザーとか薬とかでちょちょいと治りませんかね？と思っており、10万円位でなんとかしたいと考えていました。結局どこの施術も受けず、2年ほど経った時に同世代の仲の良い知人がクマとりの施術を受けると聞き、またクマをとりたいという気持ちが再燃しました。施術から半年程たった時に、その知人が興味があるというピコトーニングの説明を聞きに一緒に行こうと、theoryクリニックを予約しました。そこで改めて脱脂した方がよいと言われ、ああ、やっぱりそうなんだなと3年かけて納得したというわけです。納得はしましたが、ではそれに高額かけられるのかと思うとなかなか踏ん切りがつかず、また当時太り気味だったこともあり、まずは痩せてから考えることにしました。と言いつつなかなか動かず、結局1年程後からダイエットを始め、半年で10kg痩せたところで心底キレイになりたい！と思い、クマ施術を受けたい！と気持ちがマックスになったところで施術の予約をしました。

このクリニックを選んだ理由

カウンセリングでまわったクリニックは本当に色々あり、今とりあえず予約という形で前金1万円置いてけと言われたり、明らかに良くない感じの整形顔になってる先生だったり、不安になることの方が多かったこともあり、なかなか決められずにいました。前述のように知人（美容オタク）が見つけたクリニックということがまず信頼できたのと、先生自身が私のやりたい施術を半年前（当時）に受けており、仕上がりがわかりやすい形で目視できたことが大きかったです。でも1番の決めては「これがもつのは大体10年です。また10年後に受ければいいんです。」と仰られたことです。一生もちます、とか、その場しのぎの曖昧な言葉ではなく、ハッキリ教えて下さったことが私にはとても刺さりました。加齢して肌が衰えていくのに、何もしないで顔はそのままなわけないもんなと激しく同意した覚えがあります。結局そこから1年半後に施術を受けたので、ニュアンスが微妙に違っていたかもしれませんが、私はそれでこのクリニックでいこう、と決めました。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

カウンセリングが1年半前だったので施術前に先生にもう一度ちゃんとお話を伺いたく、その旨は事前にお伝えしたつもりだったのですが先生は私のクマの状態を確認すると「よし、じゃあいこう！」という感じで一瞬で終わってしまいました。そこでちゃんとお話を聞いておきたいと言えなかった私が悪いです…。それで一気に不安になってしまい、とてもドキドキしながら施術のお部屋に向かいました。ただそこからついてくださった看護師さんがとても素敵な方で、施術内容も痛みのあるポイントも事細かにわかりやすく説明して下さいました。

施術の内容・痛み・かかった時間

不安とドキドキでちょっと記憶が曖昧なのですが、最初に笑気麻酔をして頂き、リラックスを促された気がします。太ももから脂肪をとるため右足を曲げ、4の字になって先生を待っていました。目をつぶるように言われ、何をされているか全く見えてない状態で麻酔を受けました。看護師さんにまず最初の痛みポイントと聞いていたので覚悟していましたが、これは確かに痛かったけど我慢できない程ではなかったです。なんだか太ももを叩かれているような規則的な痛みでした。その後の目の下の麻酔が4ヶ所、これが本当につらかったです。私はそもそも先端恐怖症なので、目の近くに注射針があると思うだけで気を失いそうでした。電話で予約を取った時、局所麻酔と静脈麻酔とどちらにするかで「皆さんどっちにされてるんですか？」とお聞きしたら「局所麻酔の方が6割（7割だったかな？）くらいです」とお聞きしたので、だったら局所でいいですと答えたことを心底後悔しました。次にやるなら、絶対に静脈と思いました。
その後、目の下の脂肪をとって頂きました。これも事前に看護師さんに痛いとお聞きしていて、ただ痛みが続くのではなく所々痛い時があると言われていた通りでした。目の下を天井くらいまで引っ張られている感覚で、私はこれはまだ大丈夫な痛みでしたが、人によってはとても苦手な方もいるだろうなと思いました。その後太ももからとった脂肪の注入で、これが施術の中では1番長かったです。体感30分くらいでしたが、15分くらいでしょうか。先生が私に「上見て」「下見て」と指示して左右の膨れ具合を確認しながら入れて下さるので、この時は局所でよかったのかなと思いました。全部で30分くらいの施術だったと思いますが、3時間くらいかかったような、でも終わってみたらあっという間だったような、不思議な感覚でした。

来院から施術後までの様子

当日は雨が降っており、ドキドキしながらクリニックに向かいました。少し早めに着きましたがすぐ対応して頂き、しばらく椅子に座っていると洗顔を促されました。それから一瞬の先生の診察の後、施術前の写真撮影がありました。とにかくずっとドキドキしていたのと、不安でフワフワしていました。あれ、どこかで支払いがあったはずですが、どのタイミングだったか覚えていないくらいです。
施術が終わった直後に鏡を見せて頂いたら、頬の下がパンパンになっていて「誰⁈」と思いました。正直違和感しかなく、やって良かったという気持ちは全くなく、でも直後だし、本当にわかってくるのは1ヶ月後、半年後だというのは重々承知していたつもりでしたが不安でいっぱいでした。ただ達成感は半端なく、とてもスッキリした気持ちでクリニックを出たのは覚えています。

現時点までの経過

翌日が1番腫れると聞いていましたが、想像していたよりは腫れず、また内出血もあまりなかったため、最初「自分はあまり腫れないタイプだったんだ」と思いました。しかし今思えばしっかり腫れていて、３日後からマスクとメガネをして外にでましたが人相が違う違和感を周囲に与えていたようです。（とても度のキツいメガネを掛けていると思ったとのこと）
それから腫れている顔がどうしても好きになれず、このままだったらどうしようと不安でいっぱいでした。クマも消えてないし、ただ後悔だけが残ることになる気がして、施術から1週間は結構鬱でした。今は腫れてるだけでいずれおさまるとは思っても、実際脂肪をいれてるわけだし、ピュアグラフティングの生着率は90%といってたし、この目の下の厚ぼったい印象はダウンタイムが終わっても変わらないのではないかと不安でいっぱいでした。とても口コミに書き込む気にならなかったです。それが10日程過ぎてから落ち着いてきて、2週間たった週末にメイクして外出し、ショーウィンドウにうつる自分をふと見た時「こうなってほしい」と思っていた状態なことに気がつきました。思っていた以上に腫れはひき、むしろ目の下に何も入ってないんじゃ？と思うくらいです。でも触ると確かにプックリな手応えはあり、まだクマはありますが、以前のメイクしても消えないゾンビのような印象はなくなりました。ちゃんとメイクしたら（それもコンシーラーのみで！）クマが消えるのです。施術後三週目に突入した今は、まだ朝少し顔が腫れぼったいこともありますが、心身ともにとてもスッキリしています。

その他、クリニックへのメッセージなど

クリニックのスタッフさんは皆様優しく丁寧で、とても好感が持てました。その節はありがとうございました。特に担当して頂いた看護師さんは、快活明朗でとても素敵でした。
私は色々口コミを読んだり、実際に施術を行った知人から話を聞いたりして、誰もやったことを後悔してなかったのでやる事にしました。そしてダウンタイム中は鬱になり「初めてやったことを後悔する側の人間になるかもしれない…」と思いましたが、今はほんっっっっとうにやって良かったと思っています。少しでも悩んでいる人の参考になれば幸いです。

施術後どのような経過を辿りましたか？

施術後1週間は前述の通り腫れのせいでかなり鬱でしたが、2週間して落ち着いてきて、3週間目には逆に落ち着きすぎじゃない？という位、元に戻ったように感じ不安になりました。でも目の下を触ると手応えというかプックリしてる感じはあり、術前の写真を見ると確かに垂れた脂肪がなくなってスッキリしていました。

アフターケアの内容とその感想

術後1ヶ月で先生に診て頂いたところ、キレイにできてるとのことで、後はもう色素沈着だから塗り薬や飲み薬で対応すればキレイに取れますと言われました。ただその飲み薬が今在庫がないとのことだったので、それは残念だったかなぁと思います。

満足度、良かった点など

窓に映る自分の顔がおばあさんに見えて、それは明らかに目の下の脂肪のせいだったので、それが見事になくなったのは大満足です。まさにやりたいことがやれたという気持ち。ただ色素沈着のクマはとれず、それが結構しっかり残ってるので、自分のクマはこんなに頑固なのかと痛感もしました。でもそれはコンシーラーでどうにかなり、今までは脂肪のせいでどうにもならなかったメイクが楽しくなりました。ベース→調整カラー→リキッドファンデ→コンシーラー→パウダーファンデ→ルースパウダーの厚塗りが、調整カラー→リキッドファンデ→コンシーラーちょんちょんで終わるようになったのは私的には革命です。この後、色素沈着と向き合えばコンシーラーすらいらなくなる日がくるかと思うと楽しみです。

その他、クリニックへのメッセージなど

私は施術を決意するまでに3年（や、もっと？）かかりました。どれだけ長い間辛く悩んだものでも、高額な施術には二の足を踏んでしまう方たくさんいると思います。やるからには絶対やって良かったと思いたい。下手なクリニックで失敗したくない。私はそうでした。でもこの膨大な情報社会の中で、最適解をみつけるのが難しすぎですよね。私は結局今の自分が嫌すぎて嫌すぎて極限まできてやっと重い腰をあげたタイプなので、悩んでる人はそこまで追い詰められてからでもいいと思います。ただその時に、雑な判断をしないようにカウンセリングを受けたり色々準備や覚悟をしとくのは大切かなと思います。