みずほクリニック

施術の解説

鼻の手術で一般的に「ワシ鼻整形」と呼ばれる手技があります。正式にはハンプ切除とかハンプ削りなどと言ったりもします。Hump（ハンプ）とは英語でコブの意味ですが、鼻整形では鼻スジ中央の前方への突出のことを意味します。写真でいうオレンジの矢印の部分です。このような「ワシ鼻」でお悩みの21歳の女性の方です。

女性の鼻としては、ハンプ部位がかなり目立つケースのため除去することとなりました。この突出は、鼻骨および鼻軟骨の2つの成分から構成されており、両者に対して処理を行うことで横から見た時にストレートもしくは若干凹面のカーブを帯びた形にします。

術後の写真は1ヶ月目の状態です。
今回は、ストレートからやや凹面のカーブとしています。突出した部分を取り過ぎるとラインがスムーズにならず歪になったりするため、単純そうに見えても実はそれなりに難しさのある手術です。鼻柱切開なしのクローズアプローチで行う施設が多いようですが、私は、正確にラインとカーブをコントロールするためにあえてわざわざ鼻柱切開ありのオープンアプローチで行うことを推奨しています。（オープンのほうがよりより良い視野展開を得ることが出来るため）鼻柱の傷跡は、2～3ヶ月でほぼ分からなくなるため、大きなデメリットとはなり得ません。