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顎プロテーゼの症例

匿名

30代

女性

症例写真

みずほクリニックが撮影

施術の総額費用

220,000円

担当ドクター

院長

小松磨史
  • 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
  • この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。

クリニックから

施術の解説

小さな顎を気にされてご相談に来られた32歳の女性の方です。

ヒアルロン酸のような定期的なメンテが必要な方法ではなく、永続的な方法を希望されましたので、顎にプロテーゼを挿入する手術を行いました。そして、局所麻酔注射を使い、下唇側の口腔内粘膜切開で骨膜下を剥離してプロテーゼを挿入しました。

写真ですが、左側面の術前と術後は1ヶ月目。そして、左斜めの術前と術後1ヶ月目。この時点で腫れは完全に引いています。顎のプロテーゼは単なる詰め物を入れる手術で、一見簡単な手術と思われがちですが、実際は結構難しい手術です。プロテーゼ加工による形、幅、フェイスラインとの連続性など細かい点が仕上がりに密接に関係してくるからです。また、プロテーゼ先端の向きの角度調整は、この手術で一番の重要ポイントです。

一番多いリクエストは、斜め前下方に先端が向くようにするパターンですが、人によっては、下に出したくないので完全に前方向に出して欲しい、あるいは逆に、前はいいからより下方向に出して前から見たときの尖り感がしっかり欲しいなどといったご希望を頂きます。この先端の角度調整が美容外科医の腕の見せ所であり、プロテーゼの形の加工だけでなくプロテーゼを挿入する部位の、骨膜の剥がし方などでプロテーゼの収まる位置と先端の角度・向きが大きく変わってゆきます。

そして、一旦プロテーゼを挿入したところで、傷口を仮留めしてベッドの上で上体を起こして患者様に鏡で直接ご覧頂き、気になる点がおありでしたらプロテーゼを取り出して加工し直したり、剥離範囲を調整したりして少しずつ、先端の角度と形状を変えてゆきます。これがオーダーメイド手術であるために絶対に必要なプロセスです。

今回の方の場合、「前下方にナチュラルに出したい」というご希望だったため、まさにそのように入れています。斜めから見ると単に、顎が大きくなっただけでなくフェイスラインに角度がついてスッキリとして、頬が痩せたかのような印象を与えます。いわゆる小顔効果が得られていることが分かるかと思います。

患者様からは「結果に大変満足」というお言葉を頂きました。今回は、顎を前方ないし下方に出すプロテーゼ手術でしたが、逆に下顎を小さくしたり短くしたりといった顎を後方に下げる骨切り手術も当院では承ります。顎の骨を切る手術ですので、こちらは局所麻酔ではなく全身麻酔下で行いますが、日帰りであり入院は必要ありません。興味のある方は、こちらもあわせてご相談くださいませ。

施術のリスク・副作用

顎のプロテーゼ挿入に於ける治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:感染、創離開、下顎の知覚麻痺、骨吸収、左右の非対称性など。