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頰骨骨削りとオトガイ(下顎骨)骨切り術

匿名

20代

女性

症例写真

みずほクリニックが撮影

施術の総額費用

1,540,000円

担当ドクター

院長

小松磨史
  • 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
  • この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。

クリニックから

施術の解説

頰骨の突出感と顎(オトガイ)が後退していることを気にされて当院にご相談に来られた24歳の女性の方です。

この方の顎は少し下方に長く、かつ後ろに後退しておりましたので、オトガイ骨切り術によってオトガイ神経孔の下の骨を中抜きして、前方にスライドさせる形で移動を行いました。切開アプローチは下唇の内側を切る「下口腔前庭切開」ですので、顔の表面には傷跡は一切残りません。

また、頰骨については、この方の場合は顔の横幅は広くなかったので頰骨骨切りではなく、口腔内アプローチによる頰骨体部削りと耳前部皮膚切開による頬骨弓削りで、出っ張りを削って滑らかにするという手術を行っています。いずれも、顔面の骨切り・骨削り系の手術としては最も需要が多くオーソドックなものの一つです。これらの骨切り・骨削り術の他に、需要の多いものとしては、エラ削り(下顎角部骨切り)や、下顎縁形成(Vライン形成)などもあります。

それでは、まず横方向の比較写真を見てみましょう。
術後の写真は3ヶ月目を示しております。ダルマ落としの要領で顎の長さを短縮させます。因みに中抜きした骨の幅は6mm程です。そして、フリーになった顎の先端を前方にスライド移動させました。(Sliding Genioplasty : 略してSliding G スライディング・ジー ) 今回は単純に前方にスライドさせましたが、中抜きをする骨の切除ラインを意図的に斜めに切って顎の先端の向きを左右どちらかの方向に変えたり、前ではなく後ろにスライドさせたり、また横方向に少しずらしつつ、後方にスライド移動などの細かいバリエーションが可能な手術のため、患者様の骨格や希望にあわせて細かな微調整が可能です。

次は、斜め方向の比較写真を見てみましょう。こちらも術後の写真は3ヶ月目の状態です。

オレンジの矢印で示す頬の部分が術前に突出感が強かった部位ですが、平坦化して滑らかなオージーカーブを形成するに至っています。
今回は顔の幅自体を縮める目的ではなかったため、頰骨骨切り術は行いませんでしたが、頬骨弓部分と頰骨体部をL字型に切断してはずして動く状態にして内方転移させれば、顔の横幅自体を横方向に短縮することも可能です。骨切り術は腫れ・内出血が引くまでに1ヶ月程度掛かりますが、皮膚・軟部組織の施術では得られないような効果が得られます。顔の構造を根本から半永久的に変えたい際にはお勧めの手術です。

施術のリスク・副作用

オトガイ形成術・頬骨削りに於ける治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、知覚麻痺、顔面神経麻痺、左右非対称、口唇熱傷を含む顔面の熱傷、感染、骨壊死など。