みずほクリニック

施術の解説

ほうれい線の陰（へこみ）が気になるということで、当院にご相談に来られた23歳の女性の方です。

今回は貴族手術（プロテーゼ挿入）でほうれい線を改善することしました。
尚、貴族手術のプロテーゼ挿入方法については以下の2つがあります。

１．口腔内を切って骨膜下に入れる方法
２．鼻の穴の中をカットして鼻翼基部（鼻翼外側）皮下に入れる方法

上記2は「鼻の穴の中をカットして皮下の浅い層に入れる方法」の方が、ほうれい線を持ち上げる効果が高いのですが、この部分には動脈が走っているため、万が一ここを傷つけると出血が多くなり止血しにくくなるなどのリスクがあり、当院では基本的に、上記1の「口腔内切開で骨膜下ポケットへ挿入する方法」を主に行っています。（この患者様もその方式をとっております）

因みに術後は2ヶ月目の状態です。
小鼻の横にある窪み状のほうれい線が目立たなくなっており、ご本人もほうれい線がもう気にならなくなったと仰っておりました。黙って口を閉じた状態（無表情）でもほうれい線が薄くなったとのことですが、それ以上に、やはり口を開けて笑った時にも目立たなくなったのがとても気に入っているとのコメントもいただきました。

貴族手術は、口腔内からアプローチした場合は、腫れや内出血が少ないというメリットがあるため、美容外科初心者の方でも受けやすい手術かと思います。表から傷跡が見えないというのも特長の一つです。中顔面に立体感（凹凸感）やボリュームを出したい、ほうれい線や鼻横の影を目立たなくしたい、いまよりも上品な顔だちにしたいという際にはご相談ください。