匿名
20代
女性
症例写真
みずほクリニックが撮影
施術の総額費用
440,000円
担当ドクター
院長
小松磨史- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
今回は、プロテーゼによって鼻筋を高くしつつ、さらに鼻筋のわずかな歪み・うねりを整えた症例をお見せしたいと思いますが、症例紹介の前に鼻プロテーゼによる効果について少し解説したいと思います。
プロテーゼによる鼻整形術では、主に3つの効果が期待出来ます。
・鼻筋を高くする
・鼻筋を細く見せる
・鼻筋の歪み・うねりを整える
基本的にプロテーゼは「鼻筋」をターゲットとした手術であり、鼻先に変化を加える施術で使用することはありません。日本の美容医療がまだ発展していなかった黎明期には、「L字型プロテーゼ」という鼻先にも変化を加えることができるプロテーゼが使用されていましたが、L字型プロテーゼは色々と問題も多かったため現在は使用されることはほとんどなく、鼻中隔延長やコルメラーストラットを含む軟骨移植系の手技に取って代わられています。
鼻先については上述しました通りプロテーゼが使用されることはほぼなくなりましたが、鼻筋については、自家組織を使うよりシリコンプロテーゼを使った施術のほうがメリットがあることが多いです。
自家組織を使った場合、鼻スジの両側のキワの立ち上がりが曖昧になったり、一部の組織が術後に吸収されたり、肋軟骨移植のように曲がったり硬くなったりすることがあるためです。また、自家組織による鼻スジ形成の場合は、プロテーゼなどのシリコンを使用した手術よりも価格がどうしても高くなりがちですので、その点でも患者様にとって負担が大きくなります。
ネットの情報などを見ると、「プロテーゼによる鼻整形は、術後に定期的なメンテナンスや入れ替えが必要」といった記載も見受けられますが、こちらは完全に間違った情報です。鼻スジにプロテーゼを挿入した場合、術後に何かしらのトラブルが発生しない限り、入れ替えは一切必要ありません。(ちなみに当院では、鼻プロテーゼによる感染などのトラブルは今まで1例もありません)
最近は異物を入れることに抵抗を感じられる患者様も増えておられますが、上のような理由から、鼻プロテーゼ術は現在でも出番が多い手術のひとつです。
それでは、今回の症例をご紹介します。
鼻筋を高くすると同時に、鼻筋が波打ったように歪んでいる(うねっている)のを真っ直ぐにしたいとご相談に来られた26歳の女性の方です。このような際にはプロテーゼ術がまさにお勧めで、施術によって鼻に高さを出すと同時に、まっすぐに整ったラインの鼻スジを形成することができます。
今回はプロテーゼとあわせて、鼻先にも高さを出すために耳介軟骨移植を同時に行っています。鼻筋を高くする施術を行った際にしばしば起きる現象として、相対的に鼻先が低く見えてしまうことがあるためです。これはプロテーゼに限ったことではないのですが、鼻整形は「どこかを出せば(高くすれば)必ずどこかが低くなる(見える)」のが基本的な考え方にあるため、手術計画を立てる際にはこの部分を考慮する必要があります。
術後は2ヶ月目の状態です。
プロテーゼを挿入したことで鼻筋にしっかりと高さが出ていますが、同時にご本人が気にされていた鼻筋の歪み(うねり)が改善されて、まっすぐの美しいラインに変化していることにご注目ください。
また、術前後の写真に鼻のうねりの変化を分かり易くオレンジの線で示しております。
鼻先上部の凹み(supuratip break)については、意図的に作りたいという方と逆に鼻先までまっすぐなストレートなラインにしたいという患者様がおられます。この辺りは好みの問題ですので正解はもちろんありません。当院では手術中に仕上がりを患者様ご自身に確認していただく工程を盛り込んでおりますので、この時点(手術中)に気になる点があればミリ単位で細かく修正することが可能です。鼻形成術は、ほんのわずかな違いであっても、術後の仕上がりイメージに大きな差が出ることが多いです。できるだけ理想に近い鼻を形成したいという際には、お気軽にご相談ください。
施術費用:鼻プロテーゼ術:220,000円 税込・鼻尖耳介軟骨移植 220,000円 税込
施術のリスク・副作用
鼻プロテーゼ挿入術・鼻尖耳介軟骨移植術に於けるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、傷跡、血腫など。