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わきが手術・多汗症治療

カウンセリングについて

施術・診療の前にはカウンセリングを行い、施術・診療後にはフォローアップを丁寧に行なっています。
専門医が、確かな経験と最新のエビデンスに基づき、安全な医療を提供いたします。

施術内容について

【治療方法】
ワキガ・多汗症治療には保存的治療と手術療法があります。
保存的治療と手術療法の中間の存在として、マイクロ波を用いた切らない汗治療器「ミラドライ」があります。

【価格形態】
内服薬・外用薬は保険適用となります。
ボトックス注射は重症の腋窩多汗症の場合のみ、保険適用となり、ミラドライは自費診療で行っています。

【わき汗はなぜかく?】
日常生活に支障をきたすほど多汗が見られる場合、腋窩多汗症と診断されます。
5.8%、530万人以上が腋窩多汗症で、250万人以上が重度の危機を感じているとされています。

【ワキガ・腋臭症について】
ワキガとはアポクリン汗腺から分泌される皮脂やタンパク質を多く含む汗が、皮膚表面の常在菌によって分解され、特有の臭いが発生します。

日本人の10%程度がワキガと考えられています。

施術後の経過について

ミラドライ治療は皮膚を吸引しながら施術が行われるため、施術後にワキに内出血が発生します。
内出血は大半の方が治療後数日から1週間以内に自然に改善します。

また治療当日には、一部の方がワキにジンジンとした痛みを感じることがありますが、翌日にはほとんど痛みがなくなります。
ワキの痛みが強いと感じる場合は、アイスパックで冷却したり、事前に処方された鎮痛剤を服用することで痛みを緩和できます。

その他、ワキに注入した局所麻酔薬の影響で、ワキにボールが挟まったような違和感が生じることがあります。
この違和感についても、個人差はありますが、1週間程度で消えていきます。
また、ワキに注入した局所麻酔薬が体に与える影響はありません。

日常生活については、ミラドライの治療を行った当日からシャワーを浴びることが可能です。
日常生活やお仕事に特別な制限はありません。

リスク・副作用について

【ボトックス】
・腫れや赤み:注射後、治療部位に軽度の腫れや赤みが見られることがありますが、通常は数時間から数日で収まります。

・痛みや不快感: 注射時に軽い痛みや圧迫感を感じることがありますが、通常は一時的なものです。

・筋肉の麻痺:注射が間違った部位に行われた場合、隣接する筋肉が麻痺し、腕や手に一時的に制限されることがあります。

・発汗の不均衡: ボトックスが見え過ぎると、他の部位(例えば手のひらや足の裏)で過剰に発汗する「代償性発汗」が発生することがあります。

・アレルギー反応: 稀にアレルギー反応が出ることがありますが、非常にまれです。

・効果の持続期間:効果は通常3〜6ヶ月ほどで、定期的に再施術が必要です。


【ミラドライ】
・腫れや赤み: 治療後に腫れや赤みが現れることがありますが、通常は数日から数週間で収まります。

・痛みや不快感:治療中に温熱感や軽い痛みを感じることがありますが、局所麻酔を使用するため、痛みは極力抑えられます。

・皮膚の色:一時的に皮膚の色が変わることがあります。色素沈着や色素脱落が見られる場合がありますが、時間とともに回復します。

・神経損傷: 稀に治療によって神経が損傷し、皮膚の感覚異常やしびれが発生することがあります。

・発汗の不均衡:ボトックスと同様、治療後に他の部位で過剰な発汗が起こります(代償性発汗)。

・感染症:まれに治療部位で感染が発生することがございます。適切なアフターケアが必要です。

アフターフォローについて

治療後は、アイスパックで治療部位を冷却します。
※治療時間は通常照射は約60分、広範囲+ダブル照射は約2.5時間~3時間です

ワキ汗を対象とした臨床研究では、ミラドライの治療を行った1年後でも発汗減少が81.7%継続されることが確認されています。またワキガにおいては、ミラドライの治療直後から80%の被験者で臭いが気にならなくなり、2年後でも89%の被験者でその効果が持続していました。