加齢だけではない「眠たそうな目」の原因と改善方法
目・二重整形
公開日:2016/11/18
まぶたを動かす眼瞼挙筋や挙筋腱膜と瞼板の癒着が弱まることが原因で、まぶたが下がってしまうことを『眼瞼下垂』と呼びます。イメージとしては、まぶたを支えているゴムがあったとすると、そのゴムが伸びている状態です。
主な症状としては、目がくぼみ、まぶたが下がり、目が開けづらい状態になることが挙げられます。以前は二重だったのにたるんだまぶたのせいで一重に見えてしまったり、目つきが悪くなったり、起きているのに眠たそうに見えたりします。また前頭筋を使い無理に目を開けようとするので、おでこにシワができやすくなる要因にもなります。さらに、前頭筋の緊張が続いてしまうため、肩こりや首が痛くなる症状を発症してしまうケースもあります。加齢に起因する眼瞼下垂は、40代以降の患者様がとても多いです。
しかし、眼瞼下垂症は、加齢によるものだけとは限りません。生まれつき眼輪筋の力の弱い方、コンタクトレンズの長期使用やアレルギーなどで日常的に目をこすっていることなどが原因で若い方も眼瞼下垂になっている場合もあります。
眼瞼下垂の症状が、軽いものであれば、皮膚を切開せず負担の少ない埋没法である程度改善することができます。症状が進んでしまうと、切開法の手術となります。
手術方法としては、まぶたを切開し、眼瞼挙筋腱膜を短縮して瞼板に縫い付ける【眼瞼挙筋短縮法】です。二重のラインに沿って切開をしますので、まぶたのタルミの改善と同時に、ぱっちりとした二重も手に入れることが可能です。