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埋没法で作った二重ラインの修正方法と注意点

目・二重整形 (二重埋没法)

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/02/18


二重まぶた整形術の代表的な手術法である埋没法。手軽さだけではなく、手術後の腫れなどが少なく術後すぐに普段通りの生活に戻れるという事や、手術後に二重ラインの調整や、元の状態に戻す事が可能という点の安心感も、人気の理由となっています。

こうした手軽に受ける事ができる美容整形方法という特徴もあって、その治療件数は年間数万件を超える状況になってきている埋没法ですが、それだけ多くの方が手術を受けているだけあって、二重のラインを再手術によって修正したいという方も多くいるといえます。
特に、医師が未熟な医療機関や、十分なカウンセリングがうけられず、流れ作業的に手術が行われてしまう場所で手術を行った際には理想とする二重まぶたにならず、やり直しを希望するというケースも多くなっています。
そういったニーズに応える意味もあり、医療機関によっては「埋没法の他院修正」というプランを用意している状況です。他院修正とは最初に埋没法を受けた医療機関とは別の医療機関で修正してもらうことを意味しています。

そんな埋没法の「やり直し」ですが、やり直し前の埋没法の実施状況などによっては、通常の埋没法手術よりも難しい施術になる事も多く、より慎重に医療機関選びなどを行う事が大切となります。
今回は、やり直しや修正を希望する人が多い埋没法の修正について、注意点や症状別の修正案などを含めて解説します。

埋没法の修正術とは?

一般的に、埋没法によって作られた二重まぶたのラインを修正することを「埋没法修正」「埋没法他院修正」などと呼びます。

修正については、医療機関によって呼び名が異なりますが、主に二重の幅の修正、左右差、理想と異なる場合などの再手術全般のことを指しています。


埋没法修正の需要は多く、理想と異なる仕上がりになってしまったということや、技量不足の医師による手術、そもそも選択している埋没法のやり方があっていなかったなどの原因がありますが、その多くは安価な治療金額などに惹かれて、十分に手術を受ける医師を比較しなかった事などから発生すると言えます。

埋没法は適切なカウンセリングなどによってしっかりと理想的な二重まぶたのラインが決められ、その通りのラインになるように手術されれば求めている二重まぶたを手に入れる事ができる治療法ですので、本来であれば、やり直しや修正をしなくて済むべきもののはずですが、埋没法修正を希望する人は後を絶たないのが実情です。


尚、埋没法の修正については殆どのクリニックで、基本的には埋没法を受けた医療機関での修正を受ける事を推奨しています。

この理由について詳しくは後述しますが、修正を行う際にはまず前の施術がどのような形で行われたかという点や、手術後の経過状況などを十分に把握する必要があり、他院修正の場合は情報が不足するために修正がより難しくなるためです。

一度目の手術で失敗したら、そのクリニック以外に行きたいというのは誰しもが思う当然の事ですが、もし他院での修正を希望する場合は、少なくとも前回手術の年月やクリニック名、方法などは伝えられるように確認しておきましょう。


主な埋没法修正方法

埋没法の修正方法は体質や理想とする二重まぶたの形状によっても異なり、なおかつ埋没法を受けてから経過した時間によっても変わります。


このことは埋没法が糸によって留めているだけという施術であることと関連しており、埋没法を受けてから日が浅い場合は抜糸によって一度元に戻す事が容易なため比較的簡単な手術となります。

しかし、埋没法を受けてから年月が経過している場合は、糸が皮膚に埋まって見えなくなってしまう事や、癒着を起こしてしまう事などから抜糸が困難なため、切開を伴うような大がかりな手術になる傾向があります。


追加で糸を留める

埋没法後の修正として、最も多い方法は追加で糸を留めるという方法です。

追加で糸を留める事で二重のラインを広げたり、形を調整したりすることができるため、この方法が多く用いられます。

治療からある程度の年月が経過して、二重のラインが緩んでしまった場合などもこの方法で行われる事が殆どです。


クリニックによっては、こうした糸の追加による修正は保証制度内で実施してくれることもあり、こうした保証制度があるクリニックを選ぶ事で、二重ラインに左右差が出てしまった場合などでも安心だといえるでしょう。


注意点として、二重の幅を平行型から末広型にしたい時など、幅を小さくしたいとう場合には糸の追加だけでは修正ができず、次に紹介する抜糸からのやり直しが必要となる事もあります。


抜糸して再度埋没法を行う「やり直し」

二重の幅を狭くしてより自然な状態にしたい場合は、修正を行うために一度抜糸を行う必要が出てきます。

抜糸を行うためには糸がどこにあるかを判断しなくてはならないのですが、埋没法を受けてからの経過時間が長くなると、糸が皮膚に食い込んで癒着するため、抜糸がやりにくくなり、再手術の難易度も上がります。

抜糸を伴う再手術については、まぶたの状況によって抜糸と同時に再手術を行うケースと、抜糸してから一度まぶたの状態が回復するのを待って再手術を行うケースがあります。


切開法による修正

埋没法を受けてから年月が経過しており、抜糸が出来ない場合や二重ラインが癖付いている場合などは、再度埋没法で修正を行う事が困難になるため、切開法による手術が推奨されます。

切開法は文字通りまぶたを理想とする二重のラインで切開し、その部分を縫い合わせる事で完全な二重まぶたの状態を作るというものです。

埋没法と異なり、皮膚や脂肪を除去する事などによってまぶたの状態を調整できるため、確実に理想とする二重まぶたのラインを手に入れる事ができます。

抜糸が困難なケースなど以外にも、何回か糸の追加による修正を繰り返してまぶた内にある糸が多くなっているケースや、そもそもまぶたの脂肪が厚く、埋没法があっていないと判断される場合に、切開法への切り替えが推奨される事もあります。


埋没法修正が行われる主な対象

実際に埋没法の修正を受ける方は、以下のような状態である事が多くなっています。


二重の幅が狭いまたは広い

二重の幅が理想と異なることはよくある状況と言えます。ただし、埋没法を受けた直後はまぶたに腫れがでていて、埋没法によって作られた本来の二重のラインではない可能性が高いので、最低でも術後1ヶ月から2ヶ月、できれば3ヶ月は様子を見て、まぶたの状態が完全に落ち着いてから修正を検討すると良いでしょう。


まぶたの腫れが落ち着かない状態で再手術をしてしまうと、腫れによって二重のラインがずれるため、よけいに理想とかけはなれた二重まぶたとなってしまう可能性もあります。

腫れが引いて、いわゆる「馴染む」状態になるまでは二重の幅が正確には判断し辛いことを理解しておきましょう。


左右差がある

埋没法を受けた後、二重ラインに左右差が生じることがあります。左右差といってもその程度は色々で、片方は末広型のラインで、もう片方は平行型という明らかに不自然な差がある場合や、左右で微妙に二重ラインの幅が違う程度の場合もあります。

ただ、もともと人の顔は完全に左右対称になることは稀で、筋肉や脂肪の付き方、その日の浮腫みの状態によっても差が生じます。そのため、左右差の判断は難しく、明らかな左右差がある以外は修正の必要はないとする医師もいます。

美しさというのは目だけではなく顔全体のバランスから考える必要がありますので、二重の幅が左右でそろっているかというよりも、顔のバランスとそれぞれの二重まぶたのラインがあっているかという点で修正を検討したほうが良いでしょう。


糸が緩む、取れる

近年の埋没法では、手術方法の改善などによって糸が緩むことや切れることはほとんど起こらないとされていますが、アイメイクやクレンジング時の摩擦、目を擦る癖などの日常的習慣が原因となり糸の固定力が弱まることがあります。

糸が緩んだり取れたりしてしまうと、二重のラインが変わってしまうため、再手術が必要となります。

また、糸が緩んで眼球に触れてゴロゴロとした違和感が出るような場合には、糸による眼球へのダメージなどを回避するためにも早めに糸を除去する必要があるので、早急に抜糸または修正手術を受けるようにしましょう。

単純に二重のラインが緩んでしまったというだけであれば、追加の糸で固定するだけの手術となるケースもあります。


理想のラインと異なる

埋没法の修正で最も多い理由が理想的な仕上がりにならなかったということです。理想通りにならないことには多くの要因があるため、一概に医師の責任とは言い切れません。なかには、医師の技量や経験不足が要因となる可能性もあります、埋没法を受けてからの体重増加や、アイメイクによる摩擦によって糸が緩むことでも二重ラインは変化します。


このような事態を防ぐためには埋没法を受ける前のカウンセリングが非常に重要です。医師による瞼の状態の診断、シミュレーション、医師の技量を入念に説明してもらうことで意思の疎通を図りましょう。加えて、ひとつの医療機関だけでなく複数の医療機関から意見をもらうセカンドオピニオンの活用も有効と言えます。


修正する際の注意点

埋没法による二重ラインを修正したい場合や、やり直しを希望する場合、いくつかの注意点があります。誤った判断をしないためにも以下のようなことに注意するようにしてください。


埋没法を受けた後は一定期間様子を見る

埋没法修正の前に最も気をつけてほしいことが、手術のすぐ後に再手術などの判断を行うのではなく、一定期間は瞼の様子を見るということです。とくに埋没法の術後1、2ヶ月程度はまぶたの細胞も完全に回復しきっていないため、腫れや浮腫みなどが生じやすく、埋没法によって作った二重のラインがしっかりと現れていない可能性が高くなります。逆に言えば、完全に落ち着くまで待てば、理想としていた二重のラインに最終的に落ち着く可能性も高いのです。

仮に、腫れが完全に引いていない状態で、理想と違うからということを理由に修正を希望すると余計な手術を受けることになります。当然、余計な出費を伴いますし、そもそもまぶたが腫れた状態で修正を行うため、腫れが引いたら理想と異なる状態になってしまうという可能性も高くなります。


そのため、埋没法を受けてから最低でも2ヶ月程度を目安にして様子を見るようにしましょう。埋没法の術後、日が浅い段階で診察を受けても、ほとんどの医師は様子を見ることを推奨しますので、瞼が正常な状態に落ち着くまでは静観を心がけてください。


保証制度の有無は先に確認しておく

一部の医療機関では埋没法に保証制度を設けています。内容は医療機関ごとによって異なりますが、多くは二重ラインが元に戻ってしまった場合や明らかな左右差が生じた場合の修正、さらには埋没法をやめて抜糸を希望する場合も含まれることもあります。また、保証期間は1年、3年、永久など有償オプションとして選べる場合もあります。


保証制度について気をつけたい点は、ほとんどの場合、個人的な理由は保証の対象外になるということです。仮に、二重ラインが気に入らないとか、やはり二重は必要ではないなどといった理由は保証の対象外と判断されます。保証制度の詳細は医療機関によって異なりますので、埋没法を受ける前にカウンセリングで明確に分かりやすい説明をしてもらうようにしてください。


修正を行える回数には現実的に制限がある

埋没法修正は、単純に言えばやり直しを行うだけなので何度でも修正が行えそうなものですが、現実的には何度も糸を追加で留めていればまぶたの中に糸が多くなって目の負担が大きくなりますし、抜糸をしたとしても、まぶた内に何度も針を通すとそのダメージによって瘢痕化などを引き起こしていってしまうため、無制限に繰り返し行うという事はできません。

医療機関によっては回数制限を設けている事も多く、一般的に埋没法の修正は2、3回が限度とされています。しかし、実際には何度も修正手術をうけている方もいます。


なかには、抜糸さえ出来れば何度でも修正できるとする医師もいますが、その度に瞼の腫れや傷跡が出来るためあまりおすすめできません。修正回数は少ないに越したことはありません。


修正は基本的には埋没法を受けたクリニックで

埋没法による二重整形は、ある程度確立された手法によって行われているとはいえ、医師の手によって行われる手術ですので、その糸の留め方や場所などは医師によって異なっています。

修正を行う場合、修正前のまぶたに埋め込まれている糸の位置や留め方を考慮して修正手術を行う必要がありますので、前回の手術で糸がどのように留められているかを知っている事は、修正結果を引き上げるための非常に大きなポイントとなります。

糸がどう留まっているかは見ればわかると思うかもしれませんが、埋没法で使われる糸はそもそもが目立たないようになっており、また糸の出ている部分だけでは、まぶたの中にどう留まっているかが判断できないケースもあるため、基本的には最初の手術を行った医師による修正が、最も適切な施術を行いやすいといえます。


あまりにも信頼できない医師の場合は他の医師に依頼したくなるものですが、他院での修正はそれだけ難易度も上がりますので、医師に対しての信頼ができないようであれば、そもそもそこで手術を受けないようにするなど、早めからの対応を行うようにする事が、最も良い結果にするための重要なポイントとなります。


なるべくなら修正はしない方がいい

埋没法の修正は埋没法同様に手軽に受けられるものの実際には腫れや傷、金銭的負担などを伴うため出来るだけ回避したいことです。そのため、やり直しや修正をしなくても済むように、埋没法の手術を受ける際にはカウンセリングを入念に受けてください。埋没法の修正は基本的には避けるという意識を持つことが大切です。

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