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【ニキビ】抗生物質の長期内服はどうなのか?

ニキビ・ニキビ跡の治療

解説 つかはらクリニック

公開日:1970/01/01


ニキビは皮膚の常在菌であるニキビ菌などが原因ですので、昔から肌を清潔に保つため、よく顔を洗うように、指導されてきました。また、ニキビ菌を減らす目的で、抗生物質の内服がニキビ治療の一方法として行われてきました。

確かに、抗生物質を内服しているうちは菌が減るので、一時的にニキビが減りますが、抗生物質の内服を中止すると、ニキビが再発することが多いです。そのため、抗生物質を長期間にわたって飲み続けなければいけなくなります。

ニキビ治療に使う抗生物質は、菌を殺すというよりは、菌をおとなしくさせるタイプなので、強い抗生物質ではありませんが、耐性菌出現によるニキビの慢性化や菌交代現象による不都合が生じることがあるので、当院では抗生物質を長期に内服をしていただくことは稀です。

当院ではニキビレーザー治療として、ピーリング、レーザー、イオン導入のコンビネーション処置にトレチノイン酸軟膏を組みあわせて、できるだけ抗生物質の内服を使わずに、ニキビができにくい肌質改善をめざします。

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