ケミカルピーリングでニキビは治せるの?
ニキビ・ニキビ跡の治療
公開日:1970/01/01
ケミカルピーリングというのは、皮膚表面を酸の力でケミカル(化学的)に溶かし、強制的に肌の角質層をピールする、すなわち、角質層を剥ぐのです。肌が乾燥するので、皮膚の表面の脂分を取るにはいい手段。
とりあえずは、オイリースキンの人たちには、一時的にいい効果があらわれます。
けれども、角質は肌を守る大切なもの。
ケミカルピーリングで、角質を強制的に取り除くため、角質層がダメージを受けます。すると、水分の保持能力が低下して、みずみずしい肌からは遠ざかってしまいます。
ケミカルピーリングの原理は、ニキビ用の強い石けんで、顔を洗うのと同じことです。そのようなことのために、わざわざ高いお金を支払わなくても、安い料金で同等の効果を得る方法があります。ただ、どちらの方法も、ニキビの芯がとれないので、ニキビが繰り返しできてしまうのです。
ケミカルピーリングを繰り返すことで、肌はダメージを受け、どんどん潤いやなめらかさが失われ、人によってはかぶれたり、くすんだり、赤黒くなってきたり…。けれども、ニキビの硬い芯は肌の中にそのままあるので、確かに肌の表面の脂は取れますが、しこりのような凹凸が残ってしまいます。
さらに、ピーリング後はUVクリームなどを、必ず塗らなくてはなりません。ただし、UVクリームは毛穴を詰まらせるので、再びニキビをつくりやすくします。これでは、何のためにピーリングをしたのかわかりません。ピーリングしたことが、ただムダになるだけです。
ピーリングすることで肌そのものが弱くなったり、肌が乾燥することで、乳液やクリームを塗らなければならなくなり、ニキビが悪化してしまうこともあります。表皮の皮脂を取り去っておいて、もう一方で、UVクリームなどといったとてもオイリーなアイテムで、毛穴をつまらせているのです。そして、これがニキビの原因になっている人もいます。
Dr.マノは、ニキビの治療に「吸引」という方法を用います。また、目に見えている大きなニキビだけを治すのではなく、小さくて目立つ前のニキビや、ニキビになる前の段階の「ニキビの芽」のうちに、しっかりとなくしていきます。