上瞼くぼみ取り
上まぶたは、他の部位と比較してヒアルロン酸の分解が比較的ゆっくり進む場所であることが知られています。従ってほうれい線や頬などへのヒアルロン酸注入に比べて効果の持続期間が長く、少ない治療頻度で長く効果を持続することができます。
上まぶたの組織ボリュームが不足している場合、身体の他部位から脂肪を採取してくぼみに注入する脂肪注入による治療法もあります。この方法と比較すると、既製品を注射するだけのヒアルロン酸注入は身体にかかる負担がかなり軽くなります。施術時間も短く、腫れや内出血もほぼありません。
コンデンスリッチファット(CRF 注入法)は、特殊な技法を採用することによって、従来の脂肪注入法より高純度の脂肪を高い生着率で注入することを可能にしました。従来は、採取された脂肪は茶こしのような道具を使って脂肪を濾して、血液成分・オイルなどを除去していましたが、この方法では不純物を完全に取り除くことは難しく雑物の混入は避けられません。コンデンスリッチシステムでは、遠心機による遠心分離および精製用の特殊フィルターにより純粋な脂肪のみを取り出し注入することで、注入脂肪の生着率を約80%と格段に上げることを可能にしました。