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耳の整形

立ち耳(耳介変形)

◇立ち耳(耳介変形)とは◇

通称、立ち耳と言われている耳介の変形(奇形)は、耳介の対耳輪が消失してカップ状になっているために前方へ立っている状態です。これは先天的なもので形態や程度には個人差があります。

手術は局所麻酔で行い、手術時間は片側約45分間です。

耳介後面を切開して耳介軟骨の後面を剥離します。耳介軟骨に3、4針縫合糸をかけて軟骨を矯正して対耳輪の突出形態を形成します。

これにより耳介全体が後方へ倒れます。

皮膚縫合線は耳介後面のみでキズアトはほとんど目立ちません。術後翌日にガーゼをはずして、シャワー浴・洗髪可能です。

術後の通院:手術の翌日、1週間後(部分抜糸)、10~14日後(全抜糸)

*手術の経過により前後します。


《手術方法》

耳介軟骨にしっかりと縫合糸をかけることにより、耳介の中ほどから上方にかけて対耳輪と耳輪を形成します。これにより後戻りしない自然な形態が得られます。

希望により、耳介の後方への倒し具合を調節します。耳甲介が大きく発達しているタイプでは後ろに倒す限界があります。


《手順》

1.耳介後面を切開
2.軟骨後面を剥離
3.縫合糸をかけて軟骨を矯正
4.耳介後面の切開より軟骨後面を剥離
5.対耳輪を形成
6.対耳輪を形成:耳介は後方へ倒れる

耳の整形の詳しい治療法