自分の「しまり」を数字で知ろう!膣圧測定について
婦人科形成 (その他(女性器の整形))
公開日:2022/02/14
膣圧とは、膣内にかかる圧力のことで、俗にいう膣の「しまり」のことを言います。
膣のゆるみに悩む女性は多く、
「そもそも本当にゆるいのか」
「もしゆるいのならば自分はどのくらいゆるいのだろうか」
という未知ゆえの不安やお悩みをお持ちの方が非常に多い印象です。
そして、膣の「しまり」は、なんとなく「ゆるい」とか「きつい」というようなふわっとした言葉や判定基準しかないと思われがちです。
上記のような不安やお悩みを抱えてしまって、でも具体的な解決方法が分からないままの方がほとんどではないでしょうか?
膣圧を測る方法は、いくつか存在します。
〇指で測る
膣圧を自分の指で測ることも可能です。
こちらは家でもできるのですが、この方法は個人の感じ方による自己評価というところが大きく、客観性がないため、正確ではありません。
〇専用の医療機器で測る
専用の医療機器を用いることで、実は身長や体重と同じように数値ではっきりと、膣圧を表すことができます。
この膣圧を正確に知ることが、みなさんのお悩み改善のための第一歩となります。
例えば、自分は糖尿病かもしれない、と思ったら病院に行って医師に相談したり、血糖値を測定したりしますよね?
膣圧も、それと全く同じことなのです。
専用の医療機器で膣圧を測定し、仮に、少しゆるい可能性があると分かった場合は、その次に、原因の分析が必要になります。
とその前に、そもそも膣圧とはどのようにして決まってくるかご存じでしょうか?
膣圧を決定する要素にはいくつかありますが、大きく分けるならば
・そもそもの構造や形状によるもの
・骨盤底筋の強さ
の2つになりますが、順番に説明していきます。
<そもそもの構造や形状によるもの>
そもそもの構造や形状によるものとは、人の生まれもった解剖学的構造によるものということになります。
非常にシンプルに言うと、その人本来の内腔の広さによるもの、ということです。
つまり、内腔がもともと狭ければ膣圧は高くなりますし、内腔が広ければ膣圧は低くなります。
<骨盤底筋の強さ>
一方、骨盤底筋とは、膣を周りから締め付ける作用を持った筋肉であり、この強さが強ければ、膣圧は高くなり、この筋肉が弱ってくると、膣圧は低くなります。
膣圧が低い方は、このどちらかが原因の場合もありますし、両方が原因の場合もあります。
医療機関によっては、膣圧を測定して数値をお伝えするだけでなく、こうした原因分析、さらには改善方法までお伝えすることが可能なところもあります。
・自分の膣圧を数字で知りたい
・パートナーが満足していない気がする
・尿漏れが気になる
・膣内に空気や水が入りやすい気がする
こういったお悩みをお持ちの方は、まずは一度ご自分の膣圧を知るところから始めてみませんか?
測定自体は非常に簡便で、1分もあれば可能ですので、お気軽にご相談ください。