┃ハイフとは
ハイフは、超音波を使用してたるみを引き上げることができる医療機器です。高密度集点式超音波療法の略で、超音波のエネルギーを一点に集めることで、照射部位に熱を与え、組織のコラーゲンの生成や脂肪溶解を促進させます。ハイフを照射すると、照射した部位は、熱ダメージを受けてコラーゲンが縮みます。この縮んだコラーゲンを回復する働きが起こることで、新たなコラーゲンが生み出されるのです。この時、たるみ引き締め効果や、肌のハリ、ツヤを高めるというような効果が得られます。
┃ウルトラフォーマーMPTとは
ウルトラフォーマーMPTは、ハイフ機器のひとつで、切らずにリフトアップすることができます。超音波によりSMAS筋膜と呼ばれる肌の土台を引き締めてリフトアップさせます。SMAS筋膜は、フェイスラインのたるみの原因となる部分です。この部分に超音波の熱ダメージを与えることで、皮下組織やSMAS筋膜を縮め、新しいコラーゲンの生成を促します。新しいコラーゲンが生成されることで、肌が引き締まるだけでなく、シワの軽減や肌のツヤ・ハリの向上なども期待できます。
┃ウルトラフォーマーMPTについて
ウルトラフォーマーMPTは、医療用HIFUのウルトラフォーマーIIIが進化したものとなっています。ウルトラフォーマーIIIでは、ドットモードと呼ばれる点状の照射でしたが、ウルトラフォーマーMPTでは、MPモードと呼ばれる照射方法に進化しました。
これにより、これまでのドットモードでの照射に加えて、ラインモード(リニア照射)も可能となっています。
ラインモード(リニア照射)は、ドットモードとは異なり、線状にエネルギーを与えることができるので、SMAS筋膜にまんべんなくエネルギーを伝え、より高い引き締め効果を得ることが可能です。
密に照射できるため、照射漏れになる可能性も少なく、みっちり照射されることで、リフトアップ効果も実感しやすくなっています。
さらに、ウルトラフォーマーIIIと比べて、エネルギーの伝わり方が良くなっているため、短時間で施術を終えられる、出力をあげなくても効果が出やすいというメリットもあります。
HIFUの痛みが苦手だった方も受けやすくなっているのが、ウルトラフォーマーMPTです。ウルトラフォーマーMTPでは、ウルトラフォーマーIIIには無かった新たなハンドピースも搭載されています。
ウルトラフォーマーMPTとウルトラフォーマーIIIの違い
・ラインモード(リニア照射)が可能
・照射時間の短縮と痛みの緩和が可能
・1.5mmハンドピースによる施術で小じわや毛穴への効果がUP
・より高い引き締め効果を実感
・まぶたの引き締めにも効果的
ウルトラフォーマーMPTのメリット
・2段階で効果が実感できる
ウルトラフォーマーは施術直後に引き締め効果を実感できます。その後、熱ダメージを受けた組織が修復される過程で新しい細胞が作り出されることから、施術後も2~3ヶ月かけて皮膚弾力向上やハリ感を実感することが可能です。
・痛みが少ない
従来のHIFU機器とは照射モードが異なることから、痛みが緩和されていて照射時間も短くなっています。HIFU治療の痛みが苦手だった方も、これまで以上に楽に受けて頂けます。
・ダウンタイムが少ない
ウルトラフォーマーMPTはダウンタイムがほぼありません。そのため日常生活に支障のないたるみ治療が可能です。
・スリムなカートリッジで細かな部位へも照射可能
ウルトラフォーマーMPTは、スリムなカートリッジが採用されているため、目のまわりやまぶたの際まで照射しやすくなっています。細かな部位にも照射できるので、これまでのハイフでは照射しにくかった範囲へも対応できます。目の上や下まぶたを丁寧に照射することで、目元をパッチリさせることが可能です。
ウルトラフォーマーMPTのデメリット
・効果の持続には継続が必要
ウルトラフォーマーMPTは、1回の施術でも肌の引き締めやハリなどを実感していただけますが、効果を持続させるためには、繰り返しの施術が必要となります。
・骨に近い部分は痛みを感じる場合もある
これまでのHIFUと比べると痛みはおさえられている機種ですが、骨に近い部分に関しては、少し響くような痛みを感じる方もいます。
・腫れや軽度のむくみが生じる可能性もある
稀に施術後に腫れや軽度のむくみが生じる可能性もあります。このような場合、通常は数日で落ち着きます。
ウルトラフォーマーMPTはこんな人にオススメ
・切らずにリフトアップしたい
・目の下やまぶたのたるみをケアしたい
・二重あごが気になる
・フェイスラインのゆるみが気になる
・ダウンタイムのない施術が良い
・従来のHIFUの痛みが苦手