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アートメイクと刺青(タトゥー)との違いとは?

アートメイク (その他(アートメイク))

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/02/06


すっぴん美人に見せられると人気のアートメイク。アートメイクサロンだけではなく、アフターフォローができるクリニックでのメニューも人気です。
でも、アートメイクって言っても刺青(タトゥー)じゃないの? なんとなく怖いんだけど・・・。そう思う人も少なくないでしょう。
今回はそんなアートメイクとタトゥーの違いについてわかりやすくご紹介します。

「刺青(タトゥー)」と「アートメイク」の違い

アートメイクの事を、眉などに行うタトゥーの事だと考えている方は多いのではないでしょうか。

実は、タトゥーとアートメイクには根本的な違いが存在していますので、まずはこの違いをご紹介します。


墨を入れる目的が違う

刺青(入れ墨・タトゥー)は、体の皮膚に様々な色で絵柄や模様を描き入れるもの。いわば肌をキャンパスにして、作品を残すようなイメージです。描き入れるモチーフや理由は様々ですが、描いた絵柄が一生消えずに残るため、ファッション性や主義主張のために入れるという場合が多いです。


一方、アートメイクとは、体の皮膚の内側に色を入れることは刺青と共通していますが、まるでメイクをしているかのように眉やアイラインの代わりになる色を入れるというものです。

最近ではリップのアートメイクなども普及してきていて、アートメイクを利用する事でいつものメイク時間を短縮し、更にいつも同じメイクの仕上がりを保つ事ができるようになります。


メイクには流行り廃りもあるため、一生残るものではなく、一定期間はすっぴんでもメイクをしたかのような華やかな顔立ちにしたいという理由で入れる場合が多いです。



持続性が違う

刺青(タトゥー)は、一度入れてしまうと一生消えません。もちろん、入れた染料の種類や、染料が入っている皮膚の深度などによっては、変色や褪色が起こる場合がありますが、基本的には自然に消えていくことはあり得ません。そもそもの目的が、一生残るようにするものなので、いつの間にか消えてしまってはタトゥーの意味がないですね。


一方でアートメイクは、「落ちにくいメイク」という感覚に近い感覚で行われるものなので、普通の刺青ほどは残りません。数ヶ月〜数年後には跡形もなく消えてしまいます。

持続しないという点がデメリットと感じる方もいるかもしれませんが、メイクは年齢や流行などによって変化させる必要も多いため、アートメイクについてはこれもメリットとなっています。


針を入れる深さが違う

先に説明した通り、刺青(タトゥー)とアートメイクは持続性が違います。持続性に差をつけるには、皮膚に残す染料を入れる深度を変える必要があります。


どういう事かというと、一生残るようにする刺青(タトゥー)の場合は、皮膚の中でも真皮という、肌の深い部分に針を刺して染料を入れます。真皮はターンオーバーで入れ替わらないため、この部分に色素を入れておけば自然排出される事がなく、残り続けるのです。


一定期間が経てば消えるアートメイクは、皮膚の表層部分である表皮まで針を刺します。皮膚の浅い部分に染料を入れることで、いずれターンオーバーで消えて無くなるからです。

ちなみに、肌のターンオーバーは若いころで約28日周期、加齢によって徐々に遅くなっていくといわれていますが、アートメイクの場合はこの周期よりも長い期間、着色が維持されます。

これは、注入した色素が必ずしもターンオーバーで肌細胞が排出されていくのに合わせて排出されていくわけではなく、肌の細胞の間でしばらく残り続ける色素も多いためです。


とはいえターンオーバーが繰り返される中で色素が排出されていくので、若くターンオーバーが活発なほどアートメイクの効果は早く失われ、ターンオーバーが遅くなるほどアートメイクの色素が長期間残り続ける事になります。




リスクが違う

皮膚の深いところに針を刺すということは、真皮の組織を傷つけてしまうということ。そのため、刺青(タトゥー)を施す場合は、皮膚の中のコラーゲンやエラスチンを傷つけてしまい、肌の凹みやたるみ、しわなどを引き起こす危険性があります。

こうしたトラブルまで起こらなくても、真皮がダメージを受ければほぼ確実に瘢痕化というトラブルが起こるため、刺青を行った肌は若干ぼこぼこと盛り上がる状態となります。


またそのほかにも、針を刺すことによる感染症や内出血の危険性もあります。


表皮までしか針を入れないアートメイクは、真皮層の組織にまで影響ないため、しわやたるみのリスクは低いです。

感染症のリスクは全くないとは言い切れないですが、タトゥーに比べれば低いといえるでしょう。


痛みが違う

タトゥーを入れたことがある人のほとんどが、「とても痛い」と表現します。理由は針の深度の深さと、絵柄がアートメイクよりも広範囲だったり、施術時間が長くなりがちなことなどが挙げられます。

また、基本的にタトゥーを入れている機関は医療施設ではないため、施術がどんなに痛くてもちん麻酔を打つことができません。


一方アートメイクは、針の深さが浅いことと、施術範囲が狭く比較的施術時間が短めであることから、タトゥーほどの痛みにはなりにくいです。チクチクと毛を抜くような痛み等と表現されます。また、施術を医療機関で行う場合、麻酔の対応も合わせて行ってもらえる場合があるので、その場合はほとんど痛みを感じることなく行えます。


ただし痛みの感じ方は人それぞれですので、全く痛くないという人もいれば、どちらもものすごく痛いという人もいます。



ダウンタイムが違う

ダウンタイムとは、施術してから通常通りの生活に戻れるまでの時間のことを言います。

刺青の場合は、入れる箇所や範囲、入れる絵柄などによって異なりますが、例えば、腕に10センチ四方の刺青を入れたとして、刺青を入れた直後は化膿止めの軟膏とガーゼなどで保護し、1週間ほど休ませます。

その後、かさぶたなどができてきて落ち着いたら、ガーゼを外せますが、その間、シャワーや入浴の際にはその部分が濡れないようにする必要があります。

また、ガーゼをはがした後もしばらくは肌が敏感な状態になっていて、かさぶたや赤みなどが残っていることもあるため、紫外線などにさらされないよう長袖の服などで覆っておく必要があります。ダウンタイムとしてはだいたい1〜2週間くらいが目安になるでしょう。


一方のアートメイクにもダウンタイムがあります。ただし、アートメイクの場合は基本的に皮膚の深い部分にまで針を刺さないため、刺青ほどは長くかかりません。

例えばアイラインをアートメイクで入れた場合、目元は皮膚が薄く内出血なども起きやすいため、施術したその日から1〜2日は赤く腫れてしまうことがありまが、だいたい2日もすれば腫れは引いてくることが多いです。

ダウンタイムの目安としては、だいたい1日から長くて1週間くらいでしょう。



刺青(タトゥー)とアートメイクの共通点


なんとなく、ファッションタトゥーは危険で、アートメイクは安全、というイメージを持ってしまっている方も多いと思いますが、必ずしもそうではないということをきちんと知っておく必要があります。


皮膚の深度にかかわらず、針で色素を入れる行為である

前章では刺青とアートメイクの違いについてお話ししていますが、多少の違いはあれど基本的には同じ“入れ墨“であることに違いはありません。施術目的を明確にするために「刺青・タトゥー」と「アートメイク」と呼び方を変えてはいますが、行為としては同じです。


例えば、アートメイクでも一生消えないように深い場所に施術することもできるし、ファッションタトゥーでも皮膚の浅い場所にあえて入れて自然に消えるのを待つことだってできます。


どちらも、アレルギーや感染症などのリスクはある

使用する染料は、アレルギーのリスクが考えられます。また、使用する針などの器具に適切な処置を行っていない場合に、感染症などが引き起こされる可能性もあります。サロンであれ、医療機関であれ、施術者がリスク対策を行っていなければ健康被害を受ける場合があります。

とはいえ、医療機関であれば何かあった場合の対応ができるという点で安心感が得られるという利点はあります。


気に入った仕上がりでなくてもすぐに消すことができない

タトゥーは一生消えないというのは一般常識ですが、アートメイクもそのうち消えるとはいえ、一定期間は残ったままですので、もし自分の満足いく仕上がりになっていなかったとしても、ある程度目立たなくなるまでには数ヶ月間我慢しなければなりません。


また、アートメイクは自然に消える、とはいうものの、色素沈着することがあるので、完全に消えない場合も想定されます。


施術箇所によって痛みが違う

タトゥーが一生残るか、時間が経てば消えるかは、入れる皮膚の深さによるということは先に述べた通りですが、この入れる深さによって施術の時の痛みにも違いが出ます。

基本的には深い方が痛いのですが、人間の体は部位によって皮膚の厚みが違い、皮膚の薄い箇所ほど痛みを強く感じやすいです。


アートメイクを施す箇所は、ほとんどが顔ですが、顔の皮膚は体の中でも薄い方で、さらに言えばまぶたや唇などは特にも薄い箇所です。

アートメイクといえど、やはり痛みは感じやすいので、痛みを感じやすい自覚のある人は麻酔対応をしてくれる医療機関でアートメイクを受けるのをお勧めします。


アートメイクにありがちな疑問

アートメイクはクリニックでしかできないの?

アートメイクは肌に針を刺すという行為によって行うものであるため、本来は医療機関でしか行えない医療行為に該当します。

人体に対して針を刺すというような行為は、医師や看護師、鍼灸師などの限られた資格者にしか認められておらず、無資格者がこうした施術を行った場合は医師法違反などで逮捕されます。


しかし、刺青が文化的に無資格者によって行われてきている施術であるという事もあって、現実的には医療機関ではないアートメイクサロンや、タトゥーアーティストなど、様々な場所で受けることができる状態となっています。

今の段階ではこうした無資格者による施術がすぐに違法として取り扱われない事も多く、WEB上で検索してみてもエステサロンなどで行われているメニューが散見される状態です。

こうした状態をどのように取り締まるか議論が行われている状態ですが、最近ではこうした違法運営のアートメイクサロンの施術者が逮捕されるケースも多発しています。


無資格者によるアートメイクはリスク管理にも不安が多い

サロンやタトゥーアーティストは、施術者のリスク対策レベルが人によって大きく差があり、万が一リスクを負っても責任を負ってはくれません。

一方、医療機関、特にアートメイクを行なっているクリニックは美容皮膚科や美容外科など、皮膚治療の専門家であることは間違いないので、リスク対策という点では最も信頼できるでしょう。


ただし、医療機関だからといって必ずしも安全性の高い施術を行なっているとは限りませんので、口コミなどをしっかりチェックし、さらにどういった対策を行なっているのかを診察の際に確認して、納得した上で施術を決めるのが良いでしょう。



アートメイクにはどんな種類かあるの?

アートメイクでよく行われているのは、顔のメイクに近い施術です。

○眉

○アイライン

○リップの輪郭

○髪の生え際

○ほくろをつける

などが顔のアートメイクでよく見られる施術です。


そのほか、体に施す場合もあります。

○乳輪の輪郭

○ほくろをつける

などです。


アートメイクをするメリットは?

アートメイクは、すっぴんでもメイクしたようなくっきりしたカラーを残せるだけでなく、ごく自然に色を入れるようなものもあります。

そんなアートメイクを施すことによって、このようなメリットを得られます。


○すっぴんでも眉が消えることがない

○メイクしなくても目元がぱっちり見える

○薄いリップがふっくらして見える

○怪我や病気で生えなくなった眉をあるように見せる

○クレンジング不要になり肌やまつ毛の負担軽減になる


尚、アートメイクを入れる際には施術者のセンスも重要で、単純に色を入れればいいというものではなく、例えば眉であれば毛の流れを表現するような色の入れ方にするなどの技術も必要になります。


アートメイクの失敗の心配は?

もしアートメイクをした後で、腫れが引かなかったり、アザや跡が残ってしまった場合は、医療機関を受診しましょう。

まずは施術を行なったクリニックに相談しましょう。気まずくていけない!と思ったら、他の皮膚科などでもいいので、状況が悪化する前にできるだけ早めに受診しましょう。


また、仕上がりに不満を持ってしまった場合ですが、これは残念ながらすぐに消すことは難しいでしょう。しかし、例えばラインをもう少し太く、とか、もっと濃くしたい、という程度であれば修正が可能な場合もあるので、施術したクリニックにその旨を伝えましょう。


まずは、しっかり満足いく仕上がりになるように、施術前にはきちんと施術者と打ち合わせしておくことが大切です。


タトゥーやアートメイクを消すには?

永久的に残るようなタトゥーは絵柄や色、範囲、部位などによっては、医療機関で消すことが可能なものがあります。

代表的なタトゥー除去手術に、レーザー照射と、皮膚の切除皮膚移植などがあります。アートメイクも同様の方法で消すことは可能ですが、アートメイクの場合はそもそも施術する箇所がまぶたや唇など、かなり皮膚の薄い箇所であったり、目などのレーザーを当てることのできない箇所であることが多いため、基本的にはタトゥー除去の施術を受けることが難しくなるでしょう。



アートメイクとタトゥーの違いまとめ

アートメイクとタトゥーは基本的に同じものですが、色を入れる深さの違いなどによって、その持続性や安全性などに差があります。

アートメイクはメイクの補助として行われるものであるため、基本的には永続的なものではなく、数か月から1年程度で薄れていく事が多いですが、刺青は基本的に消える事が無いように色を真皮層に入れるため、紫外線などによる色の変化はあれど、完全に自然消滅するという事はありません。

とはいえ、基本的に同じ方法で行われるため、どちらも痛みや感染症などのリスクは存在しており、安全性が確保される、信頼できるクリニックで受けるべきだと言えます。

こうした施術は医療機関以外で行う事が違法であるとはいえ、現実的には無資格の施術者も多い状態ですが、大きなトラブルなどが起こってからでは遅いので、ちゃんとしたケアが行われる施設で受けるようにしましょう。

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