
ニキビの『完治』とは・・・・
ニキビ・ニキビ跡の治療 (その他(ニキビ治療))
公開日:2025/03/07
治療日の相談や微調整する患者様の姿を日々目にします。
今年もこの時期なんだなぁ・・・と、私たちもなんだか嬉しい気持ちになるものです。
それとともにこのシーズン、「春休みの2週間くらいの期間で、急いで入学式までにニキビを治したい」というご相談も増えます。
残念ですが、さすがに2週間で長期間繰り返したニキビを治しきるのは難しいのです。
大切な人生のイベントを控えている皆さまは、できるだけ早い治療開始をご検討くださいませ。
ニキビ治療は、本当に根本までの完治を叶えるには、それなりに時間が必要です。
数日でスパッときれいになるような治療は、今のところはまだないのです。
当院では、一時的にニキビをおさえる、というだけで終わらせず、ニキビの【完治】までを目指して治療を行います。
では、ニキビの【完治】とは何か。
ニキビは毛穴にできるもので、毛穴は全身の皮膚に存在しています。
1度できたニキビが治ったあと、「どんなことがあっても二度ともう絶対にニキビができなくなる」ということはありません。
風邪を引いて治っても、また風邪を引くことがあるのと同様です。
では、ニキビが【完治】する、というのはどういうことか・・・
まずは毛穴に詰まっている皮脂や菌を、膿として外に排出し、今起きている炎症を抑えなければいけません。
「今ある表面のニキビ」は、治った判断が分かりやすく、【触って芯が触れない】というのが基準です。
赤や茶色の色素は残っていても、触って芯が触れなくなれば、「今ある表面のニキビ」は治った状態です。
しかし、ここで油断してはいけません
ニキビができた場合、炎症は表面だけでなく毛穴内にまで広がっているものなので、
表面に見える凸凹だけではなく、毛穴内までダメージがいきます。
表面のニキビが治ったばかりの、毛穴の中はまだ傷ついている状態です。
毛穴に詰まっていたものが無くなり、表面は平らになっても、まだ毛穴の中は傷がついた状態でガタガタです。
このままでは、皮脂が出てきたらまた溜まって、ニキビがぶり返してしまいます。
つまり、この状態ではまだ【完治】とはいえません。
表面がボコボコしていた状態が無くなり、明らかに自分で触った感じがなめらかに変わると、みなさん喜ばれます。
ただもう1歩!ここで油断せず、毛穴内の修復が完了するまでしっかり治療しきることがとても大切なのです。
「もうPDTはやらなくてもいいのでは??」
「こんなに調子が良いのに治療が必要なんですか??」
と思われがちですが、完治を叶えるには、この間の治療が欠かせないのです。
表面のニキビは出ない、新しいダメージを増やさない状態をキープし、毛穴内部の修復を進めます。
PDT治療をしなくても約3ヵ月ニキビがぶり返さなかったタイミングで、本当の【完治】です。
皮脂はもともと、肌のバリア機能として必要なものです。
皮脂腺の活動は、PDTで一時的に抑制しても、時間が経てば必ず戻ります。
皮脂量が少ないままならよしということではなく、その皮脂が毛穴に詰まらないということが重要なのです。こ
健康な毛穴であれば、皮脂は詰まらずに外に出るだけなのです。
この先、様々なイベントが控えていますね。この春からぜひ治療を開始しませんか。
皆様のご予約をおまちしております。