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ハイジニーナ脱毛とは? そのメリットや理想的な受け方

医療脱毛 (VIO脱毛)

解説 口コミ広場編集部
監修 平野温子 医師

公開日:2018/12/21


気にはなっていても、なかなか踏み切れない脱毛の一つがデリケートゾーンの脱毛なのではないでしょうか? その理由として挙げられるのは、施術の際にデリケートゾーンを他人に見られるだけでなく、施術中の痛みや仕上がりに対する不安でしょう。
今回は、VIO脱毛の中でも特にハイジニーナ脱毛についてを中心に、脱毛の方法や、そのメリット、デメリット、理想的な受け方についてご紹介してきます。

監修 平野温子

医療法人美静会 スキンケアクリニック 院長

東京医科歯科大学付属病院ならびに、東京女子医科大学付属第二病院で麻酔科(麻酔科標榜医、認定医取得)、形成外科(美容皮膚科)勤務
2000年「医療法人美静会 スキンケアクリニック」を開業。

ハイジニーナ脱毛とは?メリット・デメリットをご紹介!

デリケートゾーンの脱毛は、通常ではVIO脱毛と呼ばれ、Vはビキニライン、Iは陰部周辺、Oは肛門周囲を意味しています。

これらの部位はよくセットの部位としてコースが組まれていますが、もちろん1部位ごとに脱毛する事も可能で、VIOが全てセットにすると、部位毎に脱毛を受けるよりも低価格で受けられる事が多くなっています。

そしてこのVIOの毛、特にVラインにあるムダ毛を全てなくしてしまい、完全に無毛な状態にする脱毛をハイジニーナ脱毛といいます。では、ハイジニーナ脱毛のメリットやデメリットはどのような点にあるのでしょうか?


ハイジニーナ脱毛のメリット

1.自己処理が必要なくなる

特にデリケートゾーンのムダ毛が濃い方の場合では、こまめな自己処理が必要になることがあるでしょう。しかし、自己処理は永遠に続けなくてはなりませんし、お肌を傷つけるなどのトラブルが起こる可能性があります。

Vラインの脱毛では完全に無毛にする事に抵抗を感じ、特定のデザインや、ある程度自然に見える形でムダ毛を残すケースも多くなっていますが、ある程度ムダ毛を残す場合は、着用する下着や水着などによっては多少なり自己処理を行う必要が生じます。

ハイジニーナ脱毛を受けてしまえばどのような状況でも完全に自己処理の必要がなくなりますし、それに伴うトラブルを回避することもできます。

急な予定などによって自己処理を行う必要が出てくるという事もありませんので、いつでも安心感が得られるというのもメリットの一つです。


2.臭いやムレを低減できる

デリケートゾーンにはアポクリン線という汗腺が密集しており、この汗腺からは汗のほか、タンパク質や脂質、アンモニアなどの成分も分泌されてきます。そして、それがムダ毛に付着すると、それを餌とするコリネバクテリウムなどの菌が増殖して嫌な臭いを放つことがあります。また、生理中の分泌物がムダ毛に付着すると、さらに菌が増殖する可能性も考えられ、ますます嫌な臭いを放つことがあります。


しかし、ハイジニーナ脱毛をしてしまえば菌の増殖現場となるムダ毛がないわけですから、嫌な臭いが発生する確率がグンと低くなるでしょう。


ただし、脱毛は汗腺を破壊するものではありませんので、汗が出なくなるというわけではありません。

汗が下着などに付着してそこに菌が繁殖を起こせばニオイの元になりますので、下着を清潔に保つなどの工夫を行いましょう。


3.下着や水着のファッションを楽しむことができる

可愛い下着や水着を見つけても、ムダ毛が多いと自己処理をしても剃り跡や毛穴などが目立ってしまい、思い切り楽しむ事が出来ない時もありますよね。

ハイジニーナ脱毛をしてしまえば、ムダ毛が根本から無くなるため自己処理の跡などを気にする事もなく、どんなデザインの下着や水着でも思い切り楽しむことができます。

ムダ毛が根本から無くなる事や、自己処理が行われなくなる事から肌自体がとても美しくなるため、自分の肌に自信が持てるようになるというのもメリットです。


4.介護を受ける際にも安心

近頃では、美容目的でハイジニーナ脱毛を受ける若い世代だけではなく、中高年の方がハイジニーナ脱毛を受けるケースも増えてきています。

なぜ中高年の方が脱毛を受けるかというと、それは介護を受ける時の事を考えてのもので、将来自分が介護を受ける立場になった時、排泄のお世話を受ける際に介護を行う人の負担を軽減するという目的で、一つのエチケットとして脱毛を受けるというものです。介護に向けた脱毛であることから、介護脱毛などと呼ばれる事もあります。


VIOの毛をすべて処理してしまう事は、介護をする側の手間を軽減するだけではなく、介護を受ける側としても清潔に保ちやすくなるため、快適に過ごすために有効です。

介護脱毛を受ける場合、白髪などがあると医療レーザー脱毛では処理できなくなるため、ある程度早めに脱毛を行ってしまうようにすると良いでしょう。



ハイジニーナ脱毛のデメリット

1.パブリックスペースでは恥ずかしい思いをすることも…

温泉の大浴場や銭湯などのパブリックスペースでは、本来あるはずの部分に毛がないために、場合によっては少々恥ずかしい思いをする可能性があります。

もちろん、ハイジーナ脱毛が一般的になれば気にする必要はなくなるはずですが、現在の日本ではまだハイジニーナ脱毛人口がそれほど多くはないと考えらますので、施術の前にはこの点についてきちんと頭に入れておかなくてはなりません。


2.パートナーによっては嫌がる可能性

パートナーがいる方は、自分ひとりで勝手に決めるのではなく、パートナーの許可を得た上でハイジニーナ脱毛を受けましょう。それは、パートナーによってはVラインがツルツルの無毛状態を嫌う可能性があるからです。

医療脱毛は一度行うと再度毛をはやすという事が困難になりますので、将来的にパートナーが変わる可能性がある場合はその点も考慮するべきでしょう。

もしもパートナーが嫌がったら別の方法で脱毛することもできますので、とりあえず相談しておくことが大切です。


3.デリケートゾーンの黒ずみが目立つようになる可能性

多くの女性が抱える悩みの一つに、デリケートゾーンの黒ずみがあります。

デリケートゾーンは日常生活の中でも下着との摩擦などによってメラニンが作られやすく、黒ずみがおこりやすい箇所。脱毛を行ったから黒ずみが進行するというわけではないのですが、ムダ毛が無くなる事で黒ずみが分かりやすくなり、余計に気になりだすという可能性は考えられます。

黒ずみがどうしても気になる場合は、レーザーによる黒ずみ解消治療などもありますので併用しての治療を検討するのも良いでしょう。


Vライン脱毛ではこんなデザインもおすすめ!

パブリックスペースやパートナーの問題でハイジニーナ脱毛はちょっと…と感じたのであれば、すべてのムダ毛をなくすハイジニーナ脱毛ではなく、デザイン脱毛ではいかがでしょうか?この方法であれば、残したい部分のムダ毛のデザインや毛量を決めてから施術を受けることができます。なお、デザイン脱毛の場合では以下のようなデザインがありますので、デリケートゾーン脱毛の際の参考にしてみてください。


逆三角形型

VラインからIラインにかけての毛量を減らし、逆三角形にムダ毛を残すデザインです。逆三角形の大きさについては自由に決めることができますが、やや小さめにデザインしたとしても不自然な印象にはなりにくいというメリットがあります。


オーバル型

Iラインを中心として楕円形にムダ毛を残すデザインです。これもまた、逆三角形に次いで人気のデザインで、角ばりがなく、ふんわりとした女性らしく優しい印象に仕上がります。


スクエア型

Iラインを中心として長方形にムダ毛を残すデザインです。角ばっている分カチッとした印象になり、女性らしさという点ではやや欠けるかもしれません。きちんと感を大切する方におすすめできるデザインでしょう。


Iライン型

Iライン周辺のムダ毛を自然に残すデザインです。ハイジニーナ脱毛を嫌がったパートナーであっても、このデザインであればOKしてくれるかもしれません。なお、その際にはIラインギリギリを攻めるのではなく、やや広めの面積を残したデザインにしておくと良いでしょう。


注意!永久脱毛すると元の状態に戻せません!

ハイジニーナ脱毛を受ける際に注意が必要な点として、クリニックの医療レーザー脱毛は永久脱毛であるため、一度脱毛を完了させてしまうと元の状態に戻せなくなるリスクがあるということです。

医療レーザー脱毛ではレーザーのエネルギーによってムダ毛を育成する細胞そのものを破壊するため、施術によって永久脱毛が完了した毛穴からは、基本的に毛が再発する事はありません。

細胞の代謝などにより一部は回復する事もありますが、再度毛を生やしたくなったとしても、自毛植毛などを行わない限りは毛を取り戻す事が出来ません。


この点について心配な方は、いきなりクリニックで永久脱毛するのではなく、ひとまず脱毛サロンのフラッシュ脱毛でハイジニーナまたはデザイン脱毛を受けてみるというのも一つの手段です。

エステサロンで行われているフラッシュ脱毛は、医療レーザー脱毛よりも光の照射出力が弱く、永久脱毛効果を発揮させる事が難しい方法。そのため、逆に言えば完全にムダ毛が生えてこない状態にするのではなく、一時的なムダ毛処理方法としては有効な方法です。


ただし、エステサロンでのフラッシュ脱毛であっても毛根が一定のダメージを受けて、毛がやや細くなるなどの可能性はあるため、完全に同じ状態に戻す事が前提であれば単純にシェービングによる自己処理や、除毛クリームを利用するようにすると良いでしょう。


まずはクリニックで詳しくカウンセリングをうけてみましょう!

医療レーザー脱毛の施術は、一回の施術だけで完全にムダ毛がなくなるわけではなく、自己処理が不要なレベルで毛が生えてこない状態を目指すためには、毛周期に合わせて2~3ヵ月毎に最低5回程度の施術を受ける必要があります。

つまり、いざ始めたとしても脱毛が完了するまでには1年程度の期間が必要となりますので、ムダ毛の処理を楽にするためには、なるべく早めに脱毛を開始する事がおすすめとなります。

脱毛をいつ始めるか悩んでいる方も多いと思いますが、脱毛完了までに必要な施術回数などは個人差もありますので、自分が目指す状態にはどのような脱毛を行う必要があるかを知るためにも、まずは一度クリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょう。ほとんどのクリニックでは無料カウンセリングを受け付けており、カウンセリングを受けたからといって必ず施術を受けなければならないということはありません。ひとまずカウンセリングを受けてプロの目から必要な脱毛施術のアドバイスを受け、じっくりと脱毛計画を立ててみてはいかがでしょうか。


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