ステロイドには抗炎症効果があるため、ケロイド部分の炎症を抑え、皮膚線維細胞の増殖を抑制し、赤みやかゆみを軽減させます。定期的に使用することで、ケロイドの炎症を抑え、傷跡の隆起を防ぎます。
また、抗炎症効果のあるステロイドがついているテープの用意があります。ケロイドで盛り上がってしまった皮膚に貼り付けることで皮膚を平らにする効果があります。
薄い半透明の粘着性があるフィルム状テープがドレニゾンテープです。肌色の伸縮性のあるテープがエクラープラスターです。
ステロイドは効果がある反面、正常な皮膚には赤みがでてしまうなど悪影響を及ぼす可能性がありますので、ケロイド部分にのみステロイドテープを貼る必要があります。
傷跡の状態によってはテープのみでは改善できない場合もありますので、レーザー治療と併用して治療します。