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アンカレッジという名はアラスカ州にある都市が有名ですが、美容におけるアンカレッジはフェイスリフトの施術法の一種になります。頬や額、眉から首のシワやタルミの引き上げの効果があり、マクロファージ（大食細胞）を活性化して肌の真皮層に細かいコラーゲンやヒアルロン酸を生産し、長期的なリバイタライジング（肌再生）が可能になります。アンカレッジは従来のハッピーリフトの持つ固定力をさらに高め、適応部位も広く、また、アプトスなどに比べてリフトアップ効果が高く、持続力も高い特徴を持ちます。

アンカレッジは、フェザーリフトで使用するアプトス糸を進化させた特殊な糸「アンカレッジ（TM）」を使用したフェイスリフトになります。従来のフェザーリフトは頬などの部分的な引き上げに効力を発揮するのに対し、アンカレッジリフトは顎からこめかみまでの広い部位での引き上げが可能です。最新の技術により糸をしっかりと固定し、改良された特殊な糸の毛羽立ちでも固定できるため、従来のものに比べてさらに優れたリフトアップ効果を発揮できます。また、アンカレッジ糸は体内に吸収される素材という特徴を持ちます。

施術当日は、傷口を保護するため肌色のテープを貼ります。翌日にテープを剥がします。まれに内出血する場合がありますが、1～2週間で消えます。施術1週間後ぐらいから痛みと頬の腫れが落ち着き、今度は突っ張り感に変わります。2～3週間後から突っ張り感も徐々になくなっていき、1ヶ月も経てば突っ張り感や鈍い感じなどの違和感はなくなります。なお、アンカレッジの施術を受けてから再度通院するのは1ヶ月後になります。薬は、施術当日から化膿止めを1日3回、5日分。痛み止めの薬は痛みがある時に飲みます。

施術当日の食事は柔らかいものをお召し上がりください。1週間ぐらいは柔らかいものを少しずつ食べるようにしてください。飲酒は1週間ほど我慢してください。メイクに関しては、施術当日はポイントメイクのみ可能で、クレンジングは拭き取りタイプのもので優しく拭き取ってください。施術当日のシャワーは顔を濡らさないように浴びてください。翌日から洗顔、洗髪、入浴、化粧などが可能になりますが、傷口を擦らないように気を付けてください。痛みが落ち着く3週間ほどで元の日常生活が送れます。