顔面神経麻痺のクリニックを探す
顔面神経麻痺とは、表情筋に異常が出て思うように顔が動かなくなってしまった事を指します。考えられる原因としては、交通事故や火災などの災害などで麻痺してしまう事が考えられます。顔面神経麻痺の種類は、大きく分けて二つ存在します。災害などによって発症するものと、突然発症してしまう突発性の物があります。突発性の物は、寒い季節などにありがちであり表情筋が固まってしまう事によって発症してしまいます。顔面神経麻痺は、手術を行うことによって簡単に治療することが出来ます。治療の方法も様々であり、薬によって表情筋を徐々に緩やかにしていき、治療していくと言った事が主流です。早期治療によって改善することが出来るために、メリットともいえます。
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顔面神経麻痺の基礎知識 入門編FAQ
顔面神経麻痺に関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
顔面神経麻痺の原因はなんでしょうか
ある日突然片方の頬がはれぼったくなる、水を飲もうとすると口からこぼれる、片方のまぶたが閉じない。こういうった状態が顔面神経麻痺です。通常の末梢性顔面神経麻痺をベル麻痺と呼びます。大半がこの麻痺です。これは顔面神経に栄養を与えている血液の流れが悪くなったり、ウィルス感染が関与して麻痺が起こるといわれています。治療は可能です。その側の星状神経ブロックを行い、ステロイド剤や抗ウィルス剤などを併用して治療します。ブロックにより顔面の血液の循環を改善し、麻痺の回復を助けます。
顔面神経麻痺の診断はどうすればいいのでしょうか
顔面神経麻痺になった場合、顔面の左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなる・もしくは完全に動かなくなります。また左右いずれかの片側のおでこのしわ寄せやまぶたを閉じることが出来なくなります。発声した時に、口元が左右非対称になります。頬を膨らませることも出来なくなります。他にも涙の出が悪くなったり、聴覚過敏になったり、味覚低下・唾液分泌低下などの症状も起きます。これらが生じた場合、そのうち治るだろうと放置するのではなく、しかるべき場所で受診する必要があります。
顔面神経麻痺は、どのような痛みがあるのでしょうか。
顔面神経は、顔の筋肉をコントロールする神経です。そのため顔の痛みや知覚とは関係がありません。顔の痛みの場合は、三叉神経痛といいます。顔の筋肉が麻痺した場合、痛みではなく「目が閉じられなくなる」「口を閉じにくくなる」「麻痺した側の顔の表情が乏しくなる」「味覚や聴覚に変調をきたす」といった症状が出てきます。また顔面神経麻痺はベル麻痺と呼ばれています。ベル麻痺の原因は、顔面神経の通り道である顔面神経菅という管の中で神経が腫れ、自身を圧迫するといわれています。
顔面神経麻痺にはどのような種類がありますか?
顔面神経麻痺は、中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺の2種類があります。中枢性顔面神経麻痺は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因です。末梢性顔面神経麻痺は、顔面神経核より末梢部に障害が起き、原因として内耳・中耳・耳下腺などの炎症や腫瘍、それらの病気による手術・事故などによる外傷などがあります。治療は、原因不明の場合は主に薬物療法が中心です。星状神経節ブロックなども行われます。原因が明らかな場合は、薬物療法や手術・顔面神経の再建手術などが行われます。