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デュアル・イエロー・レーザーは、今までのレーザー治療では、シミが濃くなるだけといわれていた肝斑に対しても効果を得ることができるように開発された新しいレーザー治療器です。今までのレーザーでは、肝斑に対して照射することによりメラノサイトを刺激してしまい、メラニンの合成を促進してしまうため、使用できませんでした。しかし、デュアル・イエロー・レーザーは黄色光と緑色光を9：1で使用すると、照射されたレーザー光が血管内のヘモグロビンに反応し、熱を発生させ血液を凝固させます。これによりメラノサイトに近接する血管を閉ざしメラノサイトの働きが弱まり、肝斑が薄くなります。

肝斑の治療には今までは内服薬を用いており、それに加えて塗り薬やピーリングなどの方法がとられていました。原因は、メラニン色素に反応するしみ用レーザーや光治療器では、肝斑には逆効果であることが判明しているためです。そのため今までは、入念に診察され、肝斑と診断されたら飲み薬や塗り薬で対処していました。新しいデュアル・イエロー・レーザーがすばらしいのは、その肝斑に対しても効果のあるレーザー治療が可能な点です。レーザーでヘモグロビンを加熱し、肝斑周辺の血管を熱で凝固させることでメラノサイトの活動を低下させることでメラニンの生成を抑えることができます。

デュアル・イエロー・レーザーは、グリーン（511nm）とイエロー（578nm）の２つの波長を出力し、組み合わせることにより様々な治療が可能です。イエロー100％の場合では、血管拡張症、美白、グリーン100％の場合では、シミ・そばかす、イボなどに効果があります。イエロー50％・グリーン50％の場合は、イボやほくろに効果があります。そして、イエロー90％・グリーン10％の場合は、肝斑に効果があります。

治療回数は、症状によって変わります。肝斑の場合は、最低4回からで、初回から２回目は2週間、２回目以降は4週間に１回のペースで治療を行います。毛細血管拡張症や赤あざの場合は、3週間に1回を3～5回程度照射します。にきび、にきび跡の場合は、週1回を8～16回程照射します。洗顔後にゼリーの塗布を併用または併用せずに、治療日を盾と横の2方向になぞりながら照射します。照射中はチクッとした軽い痛みがありますが、我慢できる位です。治療にかかる時間は１回役15分ほどです。