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紫外線の影響でできるくすみや日焼けを解消するための方法

シミ取り・肝斑・毛穴治療 (その他(シミ・毛穴治療))

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/01/25


紫外線が日焼けを引き起こし、そしてくすみの原因でもあることは、ここでお話しするまでもなくご承知のことかと思います。紫外線対策の重要性についてもあちこちで耳にされて、多くの方が普段から多少なりとも日焼け対策に取り組んでいらっしゃるのではないでしょうか。
にもかかわらず、あらためて紫外線の影響についてお話しするのには理由があります。それは、紫外線が私たちの肌に与える影響があまりにも大きく、実に、肌老化の原因の80%を占めていると言われているからです。
今回の記事では、こうした紫外線の影響の大きさについてお伝えしながら、紫外線によるくすみの解消法や日焼け対策についてもご紹介していきます。

紫外線とくすみ

年齢とともに気になってくる肌のくすみ。くすみの原因にはメラニンの蓄積血行不良はがれずに残ってしまった古い角質の蓄積(角質肥厚)など、さまざまなものが考えられますが、くすみもまた肌老化の表れのひとつであることに間違いはありません。

冒頭でも述べたように、肌老化の原因の80%は紫外線によるものだと考えられています。これはつまり、くすみを作り出す大きな要因が、紫外線の影響による肌のダメージとそれにともなうメラニンの蓄積にあるということを示唆しています。

まずは、紫外線が私たちの肌に与える影響とその大きさについて、あらためて見ていくことにしましょう。



紫外線の種類と特徴

太陽の光は、紫外線可視光線赤外線から構成されおり、この中でお肌に最も悪い影響をもたらすのが紫外線です。

ちなみに紫外線のことを「UV」と表しますが、UVとは英語で紫外線を表す「Ultra Violet」を略したもののこと。紫外線は波長の長い順に、UVA(紫外線A波・長波長)、UVB(紫外線B波・中波長)、UVC(紫外線C波・短波長)の3つがあります。


波長というのは光の性質を決めるものの事で、波長が短いほど物体に対して強いエネルギーでぶつかり、波長が長いほど、エネルギーが弱いものの物体の奥まで侵入するようになります。

波長が長いものの例としては携帯電話などに利用されている電波があり、体や物体を通り抜けて大きな影響を与えないという性質を持っています。

一方、波長が短いものの代表が紫外線で、紫外線は地球に降り注ぐ光の中でも最も波長が短い部類にあるため、人体に強いエネルギーでぶつかる一方、壁などを通過できないので家の中にいれば紫外線の影響を受ける事はありません。

前述の紫外線3種類の中でもUVCは最も波長が短いものとなりますが、UVCについては波長が短すぎるため、オゾン層を通過する事もできず、その結果地表に降り注ぐ事がないため、肌への直接の影響はありません。


紫外線の中で問題をもたらすのは、UVAUVBです。UVAは紫外線の中では波長が長く、地表に届く紫外線の多くを占めています。中波長のUVBは地表に届く量は少ないのですが、UVAよりも強いエネルギーがあります。

紫外線は、一度に大量を浴びてしまうといわゆる「日焼け」を起こします。また、たとえ少量でも紫外線を長期間にわたって浴び続けることは肌の老化につながります。



日焼け・シミ・くすみの原因となるUVB(紫外線B波)

中長波のUVBは波長がそれほど長くないため、主に肌の表面でとどまりますが、強いエネルギーを持ち表皮に影響を与えます。細胞が損傷して肌が赤くなったり、痛みを帯びたりするような日焼けの症状は、UVBによる炎症反応です。こうした炎症反応のことをサンバーンと言います。

そして、日に焼けたあと肌が黒くなることをサンタンと言います。サンタンは、UVBによる炎症反応(サンバーン)によって、メラニン色素を作るメラノサイトが刺激され、メラニン色素が大量に作り出された結果です。

メラニン色素は紫外線を吸収して肌細胞を守ってくれますが、大量の紫外線を一気に浴びたり、あるいは長期間紫外線を浴び続けることによって、メラニン色素が過剰に作られてしまいます。そして、こうした過剰に作られたメラニン色素が排出されずに皮膚に残ってしまうことで、シミやくすみの原因となります。

また、UVBは細胞のDNAを傷つけるほどのエネルギーがあり、UVBによる炎症(日焼け)によって老化の原因物質である活性酸素も作られてしまいます。



じわじわと肌を老化させるUVA(紫外線A波)

UVAは、エネルギーは弱いものの波長が長いため、肌の真皮にまで到達して影響を与えます。

UVAは、体内に吸収されることで、先ほどもご紹介した老化物質である活性酸素を生じさせます。また、真皮には肌のハリやツヤにとって大切なコラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞(せんいがさいぼう)がありますが、UVAはこの線維芽細胞にじわじわとダメージを与えてしわやたるみを引き起こしてしまいます。

さらに、メラノサイトも刺激するためメラニン色素の合成も増え、シミやくすみの原因にもなります。こうしたUVAによるダメージは、赤くなったり炎症を起こしたりしないので気づきにくいものですが、じわじわと蓄積され、5年後、10年後、20年後にシミやくすみ、しわやたるみとなって現れます。



肌老化の原因の80%は紫外線!

このように、紫外線はA波もB波も肌にダメージを与え、肌を老化させる原因となってしまいます。紫外線による老化は「光老化」と呼ばれ、肌の老化の原因の80%を占めるということがわかってきました。紫外線の影響の大きさは、例えばご高齢の方でも、太陽光を浴びる機会がほとんどない太ももの内側やおしりの皮膚には、シミやシワがほとんどできていないことからもわかります。つまり、加齢による肌の老化は20%程度にしか過ぎず、しみ、くすみ、しわといった肌の老化と言われる現象は、紫外線による影響が非常に大きいのです。

最近ではこの光老化という言葉も徐々に知られるようになってきました。


紫外線によって肌の細胞がダメージを受けると、肌の代謝能力=ターンオーバーが低下する事から、新しい肌細胞がなかなか作られなくなり、これによってシミやくすみといった症状もなかなか解消されなくなります。

逆に言えば、紫外線ケアをしっかり行って肌の細胞を健康に保つ事ができれば、肌のターンオーバーを正常に保ち、シミやくすみといったトラブルに悩まされる事が少なくなると言えます。




まずは徹底した紫外線対策

紫外線の影響の大きさについて、あらためてご理解いただけたでしょうか。紫外線が肌老化の原因の80%だと考えると、紫外線対策は本当に大切です。しかし幸いにも、紫外線対策はそれほど難しいことではありません。自分自身のちょっとした努力でコントロールすることが可能です。ぜひ、ポイントを押さえて毎日の習慣に取り入れるようにしましょう。



ポイント①日焼け止め

日焼け止めの効果を表す指標に、PA(Protection Grade of UVA)とSPF(Sun Protection Factor)があります。PAは、UVAを防ぐ効果を表す指標でPA+、PA++のように「+」で表示されます。一方SPFはUVBを防ぐ効果を表す指標で、SPF10やSPF50のように数字で表示されます。日常的に使用するのであればSPF10、PA+程度で十分ですが、日差しの強い午前10時から午後2時の時間帯に外出する場合やレジャーの際には、より強力なタイプの方がおすすめです。

日焼け止めは顔全体にムラなく塗るようにして、日焼けしやすい鼻や頬(シミのできやすい部分です)は特にしっかり塗るようにしましょう。2~3時間ごとにこまめに塗り直すのがベターですが、メイクをしているときは日焼け止めスプレーやパウダーでも良いでしょう。また、耳たぶうなじ、そしてボディで肌の露出している手足などもしっかりケアするようにします。特に手の甲は年齢を重ねるにつれてケアの差が出やすい部分です。



ポイント②紫外線をカットするアイテムもプラスする

帽子日傘サングラスUVカット機能のついた衣類など、紫外線をカットするアイテムもプラスすることで、より万全の紫外線対策をすることができます。

波長の長いUVAは、部屋の中にいても窓を通して侵入してきます。部屋の中で同じ窓辺にいる時間の長い人だと、窓側に向いている方の肌だけダメージが進んでしまう場合も。車を日常的に運転するに人もその可能性があります。念には念を入れるとしたら、自宅や車の窓はUVカットのガラスやフィルムなどで紫外線を防ぐという方法もあります。


ポイント⓷体内からのケアもしっかりと

紫外線によって肌がダメージを受けるのは、紫外線による直接的な影響だけではなく、紫外線によって生じる活性酸素の影響もあります。

活性酸素は細胞を酸化させてダメージを与える働きをするものですが、抗酸化作用のある栄養素を取り入れる事である程度ケアする事が可能となりますので、体内からのケアも積極的に行いましょう。

最近では高い抗酸化作用を持った栄養素を配合したサプリメントが、飲む日焼け止めとして販売されていますが、こうした成分を積極的に取り入れるのも紫外線による光老化を防ぐための有効な手立てです。



日焼けをした時の対処法

紫外線対策を心がけていても、うっかり日焼けをしてしまうということはあるかもしれません。赤くなるほどではないけど今日はちょっと多く紫外線を浴びたなという時は、いつもよりしっかりと保湿を行うようにします。肌が潤うことでバリア機能も高まり肌の新陳代謝もスムーズに行われます。いつものケアにプラスして、ビタミンCセラミドヒアルロン酸などの美容成分が入ったシートマスクなどでパックをするのもおすすめです。


赤くほてったり、ヒリヒリするような日焼けをした時は、まずは保冷剤をタオルでくるんだものなどで患部を冷やし炎症を抑えることが大切。ほてりがおさまったら、刺激の少ない化粧水や乳液でしっかりと保湿するようにします。アロエ化粧水やアロエジェルなども抗炎症作用があるのでおすすめです。ただし、美白成分の入った化粧品等は日焼け直後のダメージを受けた肌には負担になることもあるので、赤みがおさまって肌が落ち着いてから使うようにします。

広範囲の赤みや痛みがあったり、水ぶくれができているような場合には皮膚科など医療機関を受診するようにしましょう。重度の日焼けの場合、適切な処置を行わないと、治るまでに時間がかかったり色素沈着を起こしたりする可能性もあります。




紫外線によるくすみの解消法

ではここからは、紫外線によるくすみの解消法についてご紹介していきます。


①くすみ解消のための基本のスキンケア

紫外線によるくすみを解消していくためには、日頃から美白効果のあるスキンケア用品を取り入れるようにしましょう。くすみ解消に効果のある成分としては、ビタミンCコウジ酸プラセンタエキスなどがよく知られています。時には、美白有効成分入りのシートマスクパックでのスペシャルケアを取り入れるのも有効です。



②くすみ解消に効果的な食べ物

スキンケアと同時に、くすみ解消に効果的な成分を含む食べ物を意識して食べるようにしましょう。

特に積極的に摂りたいのがビタミンCです。メラニンの生成を抑制し、抗酸化作用もあるビタミンCは、くすみ解消には欠かせない成分。コラーゲンの生成にも必要不可欠です。多くの野菜や果物、根菜類にも含まれていますが、体に吸収できない分は排出されてしまうため、毎食こまめに摂って常に体内でビタミンCに働いてもらうようにしましょう。

また、ナッツ類アボカド魚介類に多く含まれるビタミンEにも強い抗酸化作用があります。血行をよくする働きもあるため、新陳代謝を高めターンオーバーによるメラニンの排出を助けます。

そして忘れてはならないのが、肌細胞の材料であるたんぱく質。タンパク質が不足してしまうと、健康な肌は作ることができません。動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂るようにしましょう。



③美容医療で一歩先のケア

美容医療の分野には、くすみ解消に効果的なさまざまなメニューがそろっています。例えば、美白有効成分入りの点滴や高濃度ビタミンC点滴は、有効成分を血管内に直接送り込むことができるため吸収率が高く、メラニン色素の排出や活性酸素の除去を強力にサポートしてくれます。点滴後から翌日にかけて、すぐに肌の潤いやトーンアップなどが感じられる即効性も魅力で、日焼けをしてしまった後のシミやくすみ予防にも効果的です。


他にも微弱な電流を肌に流すことで美容成分を真皮にまで浸透させるイオン導入や、コラーゲンの生成やメラニンの除去に効果的な波長のライトを当てるフォトRFといった光治療なども、くすみ解消にパフルな効果を発揮してくれます。

セルフケアや生活習慣の見直しをしてもなかなかくすみが改善しないという方は、無料のカウンセリングを実施しているところもありますので、お肌の専門家である美容皮膚科や美容クリニックに相談してみるのもおすすめです。




最後に

紫外線による影響をなるべく少なくすることが、くすみを解消するためにも、そして未来のお肌をくすませないためにもとても大切です。くすみをはじめとした肌の老化は、どれだけ紫外線を防ぐことができるかにかかっていると言っても過言ではありません。


将来にわたってくすみのない肌をキープするためにも、無謀な日焼けはできる限り避け、日常的な紫外線もシャットアウトするようにしましょう。

そして今あるくすみの解消のためには、くすみに効果的な食べ物や美白効果のあるスキンケアをぜひ積極的に取り入れてください。

今は、美容医療も身近になっており、負担が少なくしかも効果抜群の施術もたくさんありますので、困った時には思いきって専門家の門戸をたたいてみるのもおすすめです。

  ドクターインタビュー


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