匿名
40代
女性
症例写真
タウン形成外科クリニックが撮影
施術の総額費用
1,320,000円
- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院術後の患者さんのお悩み:両方ともにインプラントが破裂してしまった
修正手術にあたってのご希望:破損したインプラントを抜いて、再度、きれいに入れ替えたい
20年前に他院で生理食塩水インプラントの豊胸術を受け、約10年後に転倒した際に片方がつぶれてしまい、もう片方も別の時期に授乳の際に突然ぺちゃんこになってしまったとのことです。
いずれも医療機関を受診し、中身が生理食塩水であったこともあり、緊急性がないというということで、痛みなどもなかったため、そのまま放置してきたとのことです。外観上は特に変形はありません。
インプラントの中の生理食塩水はすべて漏れ出しているので、簡単に診察するだけでは、インプラントの存在がわかりませんが、体表を丁寧に触診していくと、インプラントの外膜の境目や、中心にある注入用の弁が触れます。
ご本人は、残ったインプラントを取り出すだけでなく、やはりバストを大きくしたい希望が捨てきれないとのことで、安全性が高く、より安定した結果の出せるモティバ・シリコンをお勧めし、入れ替え手術となりました。
乳房下縁(アンダーバスト)を大きく切開すれば残った外膜は取り出しやすいのですが、長めの傷跡が残ることになるので、極力、わきの下の切開線から手術をして差し上げたいと思います。
そのためには、適切な層を丁寧に剥離する経験と手探りの感覚が極めて重要です。両側とも大胸筋下にインプラントの外膜が折りたためられて残っており、破損して穴は開いていましたが、一部も取り残すことなく摘出できました。ちなみに、外膜に記載してあったと思われるメーカー名は、経年劣化で読み取ることができませんでした。
すでに、ある程度のスペースが作成されている大胸筋下をさらに十分に剥離して大きなスペースを確保し、手術中に鏡で確認していただき、両側ともに、モティバ・エルゴノミクス・ミニの230mlに決定しました。
施術のリスク・副作用
術後に被膜拘縮が起きることがある、波打ち(リップリング)が認められることがある、左右差が認められることがある、内出血が起きることがある、まれではあるが感染が起きる場合がある、など