麻酔利用の有無
静脈麻酔(鎮静剤)
副作用・リスク
〇埋没した吸収糸の露出
抜糸を行う、または露出部分を切除し対処いたします。
〇血腫
血腫を生じると除去が必要な場合があります。
〇感染
稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
〇創の離開
創部にストレスを加えることで創が開くことがありますのでご注意ください。万一の際は再縫合で改善を図ります。
〇循環障害
四肢の病変を切除する際に皮膚の緊張、腫れなどで起こることがあります。タバコはお控え下さい。万一発生した場合は創の開創手術などが必要となります。部分的な壊死の場合、経過とともに治癒し目立たなくなります。やや大きい範囲で壊死をきたした場合は皮膚移植が必要となる可能性があります。
〇肥厚性瘢痕
傷跡が赤く盛り上がることがあります。傷の治りを良くするクリーム、注射、内服薬などで治療を行います。必要があれば切除再縫合で改善を図ります。
〇周囲構造物の形態変化
大きな病変切除で周囲構造物の形が変わります。左右非対称になることがあります。縫合部の両端にdog earという皮膚の高まりが必ずできます。
術後通院
必要
術後の注意点
〇創部にストレスを加えることで創が開くことがありますので、ご注意く下さい。
〇軽い運動は1か月、激しい運動は2~3か月程控えて下さい。
〇手術部位をよく使う仕事の方は1週間程度お休みがあると安心です。