ワキガは、医学的に「腋臭症」や「アポクリン臭汗症」と呼ばれています。
私たちの体は、「エクリン汗腺」、「アポクリン汗腺」という2種類の汗腺から汗を分泌しています。
エクリン汗腺からでる汗は、無臭でさらっとしていて少し塩分を含んでいます。私たちが日中よくかいている汗のことです。
アポクリン汗腺からでる汗は、少し粘り気があり、タンパク質や脂肪、色素などを含んでいます。
エクリン汗腺が全身に分布しているのに対し、アポクリン汗腺は、ワキの下、外陰部、肛門周辺、乳輪、外耳道など特定の部分だけに存在します。
アポクリン汗腺からでる汗も、汗自体の臭いがあるわけではないのですが、汗に含まれているタンパク質や脂肪が細菌によって分解されると強い臭いが発生します。この臭いの元(アポクリン汗腺から出る汗)が、エクリン汗腺からでる汗によって脇全体に広げられて、ワキガの臭いとなっているのです。
ワキガは遺伝性が高く、両親のうちの1人がワキガの場合、そのお子様は50%以上の確率で遺伝するといわれています。
ワキガ治療で保険が適用となるものは、「剪除法(皮弁法)」です。ワキのシワに沿って長めに切開し、皮膚をめくりアポクリン汗腺を直接目で見ながらハサミで切除する手術です。
ワキガの臭いの元となる細胞を、切開により医師が直接確認しながら切除していくので高い効果があります。
医師の判断基準(切開によるアポクリン汗腺の確認と嗅覚による判断)で、保険が適用される場合がありますので、費用面で見ても安価に抑えることができる場合があります。
詳しくはカウンセリングにてご相談ください。