LASEK(ラゼック)のクリニックを探す
ラゼックは、従来のレーシックよりも安全性や持続性の良い視力回復手術として全国的に普及しています。中でも、角膜が弱い人や強度の近視の人、格闘技をする人などにとっては、ラゼックに挑戦をする価値は大いにあるといわれています。この手術については、一般的に保険を使うことができないため、コストパフォーマンスに優れたクリニックが選ばれる傾向にあります。また、最近ではラゼックの日帰り手術が導入されているクリニックが目立っており、仕事や家事などへの負担を最小限に抑えるには大きなメリットがあります。とりわけ、ラゼックを取り入れているクリニックでは、長期の保障制度を設けることによって、患者のニーズにこたえようとする動きが活発にみられています。
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LASEK(ラゼック)の基礎知識 入門編FAQ
LASEK(ラゼック)に関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
ラゼックとはどういったものなのでしょうか
ラゼックはレーシック手術と同じように、エキシマレーザー(希ガスやハロゲンなどを用いてレーザー光を発生させる装置、ならびに照射されるレーザー光線)を照射して視力を回復する屈折矯正手術の一種です。レーシックと大きく異なる点としては、レーシックが超小型の金属刃で角膜の表面を直接切ってフラップ(レーザーを照射するために作る蓋)を作成するのに対し、ラゼックは角膜上皮に専用の器具でマーキングし、アルコールで10~30秒間浸して角膜上皮を柔らかくした上で、柔らかくなった角膜上皮をめくってフラップを作るという点です。
ラゼックのメリットにはどういったものがありますか
通常のレーシック手術が3層になっている角膜の2層目までフラップを作ってめくり、3層目にエキシマレーザーを照射して屈折率を調節します。それに対してラゼックの場合、フラップを作っても1層目だけ角膜をめくり、2層目、3層目の角膜に同時にエキシマレーザーを照射して屈折率を調節します。そのため、角膜が薄いために、今まで通常のレーシック手術を受けることができなかった人でもラゼックであれば受けることができる場合があるのです。また、一人ひとりの角膜形状に応じた治療も可能というメリットもラゼックならではと言えます。
逆にデメリットにはどういったものがありますか
ラゼックはアルコールを浸して表皮を円形に溶かしているため、それが再生するのに時間がかかります。そのため、レーシック手術と比較して痛みを伴うため、人によって差は出てきますが約1週間程度は仕事をはじめとする日常生活に影響が出てくると言えます。さらに、表皮が正常な形で再生するには2週間から1ヶ月ほどの時間がかかるため、安定した視力が得られるようになるには、同等の期間が必要となってきます。そのため、仕事が忙しい方や長期間仕事を開けることができないという人には不向きな施術となってきます。また、レーシック手術と比べてマイナーな施術のため、行っている病院も少ないのが現状です。
施術自体はどういった手順で行われるのでしょうか
まず始めに眼の表面を消毒・洗浄して目薬タイプの麻酔を点眼し、局所麻酔をかけます。次に角膜上皮に専用の器具でマーキングし、アルコールで10~30秒間浸して角膜上皮を柔らかくします。柔らかくなったところで洗浄液を用いてアルコールを流し、柔らかくなった角膜上皮をめくってフラップを作成します。そして、フラップを開けたところにエキシマレーザーを照射し、屈折力を調整して視力を矯正していきます。全体をキレイに洗浄した後、保護用コンタクトレンズを装用して手術は終了となります。時間としては、両目で約20分程度となります。