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老眼手術(CK)とは遠視や老眼を治療するための方法です。電動式角膜形成術を意味する英単語の頭文字から、この名称が付けられています。老眼手術(CK)は、アメリカで開発された技術であり、それが日本にも伝えられたもので、治療が難しい老眼の手術として活用されています。老眼手術(CK)では、角膜の周辺部に特殊な器具で高周波エネルギーを加えて、角膜の中心部の形状を変化させることによって、老眼を矯正していいきます。老眼手術(CK)のメリットは、レーシック手術などメスを全く使用しない手術であるため、安全性が確保されています。また手術前の点眼麻酔によって、手術中に感じる痛みがほとんどないことが挙げられます。手術時間も短時間であり、患者への負担が小さい手術です。
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老眼手術の基礎知識 入門編FAQ
老眼手術に関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
老眼の治療方法にCKというものがありますが、どういったものなのでしょうか
老眼の治療方法であるCK(Conductive Keratoplasty)は、直訳すると伝導式角膜形成術と表せます。具体的にどういった施術方法なのかと言うと、角膜周辺部表面に高周波エネルギーを加えて角膜周辺部を収縮させ角膜中央部のカーブを変えて遠視を矯正することで、近方視力を向上させ老眼を治療するという仕組みです。治療にはアメリカのRefractec社が開発したView Point CK Systemを使用します。このシステムは2004年3月にアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)から老眼治療の認可を受け、全世界で10万件以上のも施術が行われ、いずれも良好な結果が報告されています。
CKにはどういった特徴・メリットがあるのでしょうか
CKはレーシック手術のようにレーザー、その他の眼科手術のようにメスを使って切開を行わず、専用の装置を使って高周波エネルギーを加えるだけの施術のため、リスクが少ない極めて安全な施術のため、御年輩の方でも安心して受けることが可能です。使用する高周波エネルギーも前立腺、脊髄、心臓血管、歯科手術など多くの医療行為に使われているものなので、とても安心と言えます。麻酔も点眼麻酔だけですので、施術中の痛みもほとんどありません。また、白内障の手術後や他の屈折手術の後の遠視に対してもCK施術が行えることもまた特徴と言えます。
逆にデメリットはあるのでしょうか
CK施術は目にレーザー光線を当てたり、メスで切開するような施術ではありませんが、高周波エネルギーを用いる施術のため、心臓ペースメーカーを用いている方は悪影響を及ぼす恐れがあることから施術を受けることができません。また、効果も永続的に続くものでなく、老眼自体の進行と相まって、手術後効果が次第に落ちていきますので、そういった場合は再びCK施術を受けることになります。また、CK施術は老眼鏡なしで細かいものを長時間見ることには適していません。そのため、長時間の読書や仕事には老眼鏡が必要となってくる場合があります。
施術時間、料金はどれくらいかかりますか
CK施術自体は点眼による局所麻酔を行い、高周波エネルギーを角膜周辺部表面に当てるだけなので、5~10分程度で終わります。無論、CK施術を受けたその日のうちに帰宅することも可能です。通常の生活であれば、術後翌日からでも問題ありませんが、パソコンを使ったり精密な仕事を行う場合は、術後数日は開ける必要があります。なお、CK施術は原則1日片目ずつ行いますが、遠視の場合は1日のうちに両眼同時に行うこともあります。また、施術費用ですがCK施術は保険適用外の施術となるため、完全自己負担制となります。金額は両目で15万円前後というところが多いようです。