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【刺青除去】大きな刺青には削皮①

タトゥー除去

解説 六本木境クリニック

公開日:1970/01/01


刺青除去の手術方法には、切除、植皮、削皮とさまざまありますが、その後の生活に支障が出ない方法をしっかりと見極めて選ぶ必要があります。当院では、大きな刺青を除去する場合、「削皮」をお勧めしています。

「切除」は大きな刺青に対応できる治療ではありません。
切除とは、皮膚を切り取って、両端をぐぐっと引き寄せて、縫い合わせるという手術です。
皮膚はほんの少ししか伸びませんので、大きく切り取った場合は、両端を引き寄せようにも引き寄せられません。無理に引き寄せて縫合してしまうと、パツンパツンになりますし、縫い合わせた部分が左右外側に引っ張られ続け、その張力によってケロイドができます。

皮膚はほんの少ししか伸びませんし、引っ張り続ければそのうち伸びるというものでもありません。そのため、当院では「一回目と二回目の手術の間に皮膚が伸びます。伸びたら次の部分を切除しましょう」という分割切除はおこなっておりません。何回に分割したとしても「大きな刺青には対応できない」という原則は変わらないのです。

当院には、大きな刺青の分割切除を受けたが途中で放置されてしまい、途方にくれて相談にきたという方もたくさん来院されています。例えば、般若の顔が10分の1も除去されておらず、中途半端に残っているといった状態です。(掲載写真をご覧ください)

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