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ヘアサイクルって何だろう?発毛の健康を考える

薄毛治療

解説 アイランドタワークリニック 新宿院

公開日:1970/01/01


日本人の26%に及ぶ人口が「薄毛」に悩んでいると言います。 正しく毛髪が生えてくることを願う方は多いはずです。

正しいヘアサイクルが行なわれなくなって、発毛と脱毛のバランスが崩れてしまった結果として「薄毛」は起こります。 では、正しいヘアサイクルとはどのような物なのでしょうか?

■正しいヘアサイクルとは
まず、健康な状態のヘアサイクルをご紹介します。 長くて固いのが健常な毛髪ですが、これが以下のサイクルで発毛と脱毛を繰り返します。

・健全なヘアサイクル
発毛
早期成長期
中期成長期
後期成長期
退行期
休止期
脱毛

1日に60本前後の毛髪が脱毛していくのは健全な状態です。 成長期は早期、中期、後期を合わせて3年から7年ほど続き、退行期はおよそ2週から3週間、その後栄養の供給が止まり、毛髪は抜けていきます。 その後3ヶ月から4ヶ月を経て再び発毛期に入れば、ヘアサイクルが健全にめぐっていると考えていいでしょう。ただし、次のような悪循環がみられる場合はヘアサイクルが乱れている証拠です。

・乱れたヘアサイクル
発毛
早期成長期
退行期
脱毛

生えたばかりの細い毛髪の脱毛が多くみられる場合、それは健全なヘアサイクルとは言えません。

■ヘアサイクルが乱れたら治療をするべき?
日本では成人男性の多くが「薄毛」に悩んでいます。 その人口は表面的に確認されるだけでも1293万人に及ぶとも言われますが、悩みを解消できる割合は高くはありません。 何故なら、どんなに薄毛を発症しやすい頭皮環境にある人でも、残念ながら薄毛の原因やヘアサイクルについての知識が十分に普及していないからです。

AGAを発症してしまえば治療などを行うほかないでしょう。 しかし、AGAに至らないヘアサイクルの乱れ程度であれば、生活の改善などの工夫で発毛の健全化を期待できるケースもあるのです。日常生活の中で気を付けるべきポイントを知っておくことをおすすめします。

■ヘアサイクルのために日常生活で気を付けるポイント
生活習慣
頭皮に負担を掛けないこと
アルコールは控えること
睡眠をしっかりとること

食事バランス
脂分を適度に抑えること
バランスのよい食事を心掛けること

入浴時などに頭皮を擦るように洗髪している方は、爪などによって毛根を傷めてしまっているケースがあります。爪を立てないように、温度の高すぎるお湯を使わないように、なるべく頭皮に負担を掛けないように心がけることをおすすめします。 頭皮はとても繊細な器官なのです。

そして、生活と食の習慣にまたがる「アルコール」以降は体内環境に大きく影響する部分です。 ヘアサイクルを健全に保つには内臓レベルからの体力が必須と考えていいでしょう。 海藻類やキュウリ、トマト、タケノコ、根菜類などに含まれるビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることは健康だけでなく頭皮にもよい影響があるはずですので、メニューに利用していただきたいと思います。

体質改善は一朝一夕では成り立ちません。ぜひ気長に取り組んで下さい。

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