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脱毛出来ない人がいる? その原因と対処法

医療脱毛 (医療レーザー脱毛)

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/01/22


光を照射して行う光脱毛やレーザー脱毛。しかし、これらの脱毛を出来ない人がいるということを、ご存知でしょうか?実は、体調や肌の状態によって、脱毛出来ない人がいるのです。
今回は、脱毛が出来ない原因と対処法についてご紹介します。

脱毛が受けられないパターンは大きくわけて3つ

まず、脱毛を受けられないパターンは主に下記の3つに分類する事が出来ます。


1つ目は体質によるもの。

持病を持っているなど、レーザーの刺激が体への強い負担となる可能性がある体質の方は、脱毛を受ける事ができません。

脱毛という行為そのものだけではなく、脱毛後の肌の回復なども含めて安全性が担保出来ない場合、医師の判断により脱毛が受けられなくなります。


2つ目は肌の状態によるもので、例えば肌が真っ黒に日焼けしているなど、脱毛する事で副作用が強くでる危険性がある場合には脱毛を行う事が出来なくなります。


そして3つ目がその時の体調によるもので、手軽にできる印象の強い脱毛でも、実際には体に対して大きな刺激や負荷となる可能性がある事から、例えば風邪をひいている最中などの場合には脱毛を受ける事が出来ない時もあります。


この3つのパターンについて、より詳しく掘り下げて紹介していきます。


妊娠中・授乳中の人は脱毛が出来ない

妊娠中や授乳中というのは脱毛に限らず色々な制限がされる時期ではありますが、妊娠中に脱毛出来ない原因は、妊婦さんの体調の変化にあります。
 妊娠中は体調の変化や悪阻が起こりやすく、不安定な状態ですので、健康面への負担を考え基本的に脱毛を行う事はできません。

また、施術中はずっと同じ体勢でいるため、妊婦さんの体に負担をかけてしまうことも理由の一つ。施術中の痛みが、陣痛を誘発してしまう可能性も考えられます。
 
 さらに、妊娠中はホルモンバランスが変化して痛みに敏感になったり、肌の状態も不安定になっているので、肌トラブルのリスクが高くなります。痛みを我慢することで、ストレスにもなります。
 そしてこのホルモンバランスの変化や乱れは毛周期にも影響を及ぼすため、脱毛の効果が薄れることがあります。脱毛の効果が低下するだけであれば良いのですが、場合によっては脱毛による刺激によって、太くて濃い毛が生えてくる「多毛症」になる可能性もあります。


 妊娠中だけでなく、授乳中も同様にホルモンバランスが乱れるため、脱毛出来ません。
 
 特に、妊娠中の脱毛で気になることは、母体や胎児への影響ではないでしょうか?光脱毛やレーザー脱毛は、肌表面の黒い部分を照射します。体内に影響を与えるものではないので、胎児に影響を及ぼすことはないと言われています。とはいえ、妊娠に気付いた時は、すぐに脱毛をお休みしましょう。


妊娠や授乳によって脱毛が出来なくなった時は

 妊娠がわかったら、すぐ脱毛サロンやクリニックに相談してください。脱毛を中断する場合、休会や延長ができるのか確認しましょう。休会する場合は、契約期間を延長してくれることもあります。

もし脱毛期間中に妊娠する可能性があると事前に分かっているのであれば、先にこのあたりの保証を確認しておくと安心です。
 
 脱毛の再開時期は、出産後、最初の生理が来た時や授乳期が終了した時など、脱毛サロンやクリニックによっても変わってきますが、出産後すぐに脱毛出来るわけではありません。脱毛は毛周期に合わせて施術を行いますので、ホルモンバランスがある程度安定してきた頃を目安に、再び脱毛出来るようになります。
 

脱毛が出来ない可能性のある「持病」

 持病のある人が脱毛出来ない原因は、脱毛の刺激により重篤な症状の出る可能性があるからです。脱毛は基本的に健康な人を対象としているもので、手軽に行えると感じますが、実際には毛穴に強いレーザーを当てて細胞を破壊しているので、人体にある程度の負担がかかっています。持病があると、そのダメージに耐えられない可能性が高まるため、脱毛をNGとしているクリニックも多くあります。
 カウンセリングでも、病気について問われます。「現在、病気にかかっているか?」といった質問をはじめ、「通院中であるか?」「過去に大きな病気をしたか?」などが問われます。
 持病の中でも特に以下のような症状がある人は、脱毛出来ない可能性が高くなります。


癲癇(てんかん)

 癲癇は、発作が起こると意識がなくなって動作が停止し、反応がなくなったり、全身を痙攣させてしまう症状です。発作が起こっている間は、周囲の状況がわからなくなります。落ち着けば元の状態に戻りますが、発作は時間や場所を選ばないので、いつ起こるか予測がつきません。
 
 癲癇は、光などの刺激によって誘発される「光感受性発作」と、熱などによって誘発される「熱性けいれん」があります。脱毛は光や熱の刺激を受けることから、発作を引き起こす可能性も考えられます。万が一、施術中に発作が起きると、施術台から落ちたり、機器にぶつかって怪我をしたりする恐れがあるため、癲癇の既往歴がある人は脱毛が出来ない可能性が高まります。

甲状腺疾患

 甲状腺疾患は、「甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)」と「甲状腺機能低下症」の2つに分類されます。
 甲状腺機能亢進症は、ホルモンの分泌が過剰になることで、身体全体の代謝が高まり、動悸や息切れ、多汗といった症状が現れます。代表的な病気は、女性に多いバセドウ病です。
 甲状腺機能低下症は、ホルモンの分泌が低下することで、様々な症状が現れます。代表的な病気には、橋本病があります。
 
 甲状腺は新陳代謝を促すホルモンを分泌する役割がありますが、甲状腺に異常が生じることで、甲状腺疾患を引き起こします。甲状腺疾患による皮膚の乾燥や多汗などの症状が見られると、脱毛をすることで肌に大きな負担をかけてしまいます。抵抗力も落ちているので、炎症や腫れが起こりやすくなります。


また、健康的な人であっても、クリニックによっては喉周辺の脱毛は甲状腺への刺激となる事から行えないという場合もあります。

心疾患

 狭心症や心筋梗塞などの心疾患は、脱毛時の刺激や痛みが、発作や重篤な症状を引き起こす可能性もあります。そのため、多くのクリニックで、施術を行っていません。

ペースメーカーや人工肺を使用してる人も、何らかの影響が及ぶ可能性を考慮して、施術が出来ない可能性が高いでしょう。
 

その他の病気

 上記以外にも、脱毛出来ない疾患があります。
 皮膚ガンを患っている人は、皮膚に負担をかけてはいけません。光アレルギー・光過敏症の人は、脱毛することで肌トラブルの可能性が高くなります。

重度の糖尿病は免疫機能が弱まっているので、皮膚を損傷すると治りが遅くなります。緑内障は、処方される点眼薬に光過敏症を引き起こすものがあります。

また、アトピー肌やケロイド体質の人も、やはり肌への負担の強さから症状を悪化させる可能性があるため、基本的に脱毛の施術が出来ません。


以上は一例となりますが、このように病気によっては脱毛が負担となって重篤な症状を引き起こす可能性などがあるため、注意が必要です。
 
 ただし、こうした持病がある場合は確実に脱毛を受けられないというわけではなく、医師の診断によって施術が可能そうであれば、施術できる場合もあります。

まずは一度クリニックで相談してみて、脱毛が行えるかどうか聞いてみるといいでしょう。
 

ステロイド薬など特定の薬を服用している

 ある種の薬を服用していたり塗っていたりする人も、脱毛が出来ない可能性があります。


薬が原因で脱毛が行えなくなる理由としては、光過敏症になりやすいなどの副作用が原因となります。
 例えばステロイド剤は光を吸収する性質を持つため、薬を塗ったまま施術することで、火傷や多毛症、感染症を引き起こす恐れがあります。
 
 その他にも、以下の薬を服用している人は、カウンセリングで一度相談してください。
 
 ・抗ヒスタミン剤
 ・抗生物質
 ・精神安定剤
 ・抗うつ剤
 ・睡眠薬
 ・ピル
 ・解熱鎮痛剤
 ・抗がん剤
 ・利尿剤
 ・血糖降下薬
 
 脱毛をしたいからといって服用を勝手に中断してはいけない薬も多くありますので、どうしても脱毛したい場合は、一度薬の処方を行っているかかりつけの医師に相談しましょう。

脱毛を行っているクリニックでも医師の診断は受けられますが、常備薬の服用については過去の経歴なども含めて判断が必要であるため、かかりつけ医の相談がまず必要です。

インプラント・歯列矯正をしている人も脱毛出来ない場合がある

 インプラントや歯列矯正をしている人も、脱毛が出来ない可能性がある人の部類に入ります。特に、インプラントや歯列矯正をしていると、顔の脱毛が受けられないことがあります。
 
 インプラントや歯列矯正による脱毛がNGな原因は、金属にあります。

インプラントは、金属製の人工歯根を顎の骨に埋め込んでいるため、照射によって熱を帯びることが考えられます。金属製の歯列矯正もインプラントと同じ理由から、NGになる場合があります。
 
 どうしても脱毛したいという人は、光による脱毛ではなく、毛穴に針を入れて電気を流す「ニードル脱毛」を検討すると良いでしょう。

価格や痛みは強くなりますが、確実に毛根を破壊する事ができ、かつインプラントなどに悪影響を与えない方法です。

手術で「跡」が残っている人

 手術の跡はレーザーを当てると火傷してしまう恐れがあるため、手術跡が残っている箇所では脱毛が出来ません。原因は色素沈着にあります。
 手術跡の傷跡では、傷によって肌が刺激を受けることで、メラニン色素が生成されて色素沈着を起こします。光脱毛やレーザー脱毛の光は黒い部分に反応するため、色素沈着に反応すると、火傷する恐れがあります。
 
 手術跡と同じ原因で、タトゥーをしている箇所も脱毛を行う事ができません。これはタトゥーも色が濃い部分であるため、レーザーの光が吸収されて熱を発し、火傷をする可能性があるためです。

また、タトゥーについてはレーザーを照射してしまうと色素が破壊され、色が薄くなってしまう可能性もあります。

手術跡であればそこを避けて脱毛すればOK

 手術跡は脱毛出来ませんが、手術跡を避けて脱毛することは可能です。そもそも手術跡が残っているような部分では肌の細胞が変質しているため、ムダ毛も生えてこないという場合も多いといえます。

手術跡をどの程度避けるかは、サロンやクリニックによっても違います。予め、カウンセリングで施術範囲を確認しておきましょう。
 
 タトゥーを入れた箇所もや傷跡そのものに脱毛をしたい場合、ニードル脱毛であれば可能な場合もあります。
 

真っ黒に日焼けしていると脱毛できない

 真っ黒に日焼けしている人が脱毛出来ない原因は、そもそもレーザー脱毛は毛の黒い「色素」に反応して熱を作るため、肌が黒いと毛以外の部分まで強い熱を発する可能性があるためです。
 肌表面のメラニン色素に刺激が加わると、肌が熱くなってしまうので火傷をする恐れがあります。

また、真っ黒になっていなくても日焼けして肌が赤くなってしまうと、肌が刺激に対して敏感な状態になるため、炎症が治るまで脱毛出来ません。
 
 日焼けがどの程度であれば脱毛が可能かどうかは、クリニックの使っている脱毛機やクリニックの方針によっても異なります。

ある程度の日焼けであれば脱毛出来る場合もあるので、カウンセリングで相談してください。また、夏は日焼けしやすい時期なので、炎症が落ち着く秋から冬にかけて、脱毛を始めるのが最適です。

風邪を引いて体力低下中の場合は脱毛しない

 風邪などで体調が悪い時は、脱毛を避けるのが正解です。抵抗力が落ちている時は、肌の抵抗力も落ちています。脱毛をすることで体に負担がかかるため、細菌に感染したり、肌が炎症が引き起こされることもあります。
 
 また、風邪を治すために薬を飲んでいる場合、抗生物質や解熱剤によっては光線過敏症といった副作用があるため、やはり脱毛が行えない可能性がたかまります。
 
 風邪を引いてしまったら、まずは体調を整える事を第一に考え、すぐにクリニックに連絡を入れて、予約を振り替えてもらいましょう。

生理中はVIO以外でもなるべく脱毛は避けた方がいい

 生理中の影響として、まず分かりやすいのはVIOの脱毛。

デリケートゾーンが清潔でない状態では脱毛が行いにくいですし、そもそも生理の時期にVIO脱毛は受けたくないという人の方が多いのではないでしょうか。


 ただ、生理と脱毛の関係は衛生面というものだけではなく、生理前後はホルモンバランスが乱れるという点の考慮も必要です。

生理前後はホルモンバランスが崩れ、肌が敏感になっています。敏感な肌の状態では痛みを強く感じたり、脱毛後に肌荒れを引き起こしやすくなりますので、なるべくなら、生理中の脱毛も避けたほうが良いでしょう。
 
 生理中でも施術してくれるクリニックもありますが、肌の状態などから、無理な施術はおすすめできません。できれば、生理周期を把握しておき、生理前後は予約を避けてください。

飲酒しての脱毛はNG 

 脱毛くらい、お酒を飲んでいても大丈夫と思うかもしれませんが、飲酒をすると血行が良くなるため、肌が受ける刺激は大きくなります。

これにより普段より痛みを感じたり、施術後に炎症が起きるなど、肌にかかる負担も大きくなるため、場合によっては脱毛施術を受けられなくなる事もあります。


 特に、アルコール依存症のような状態の人の場合では血中にアルコールが常に存在しているので、脱毛出来ません。
 
 そもそも、脱毛を受けた当日は血行が良くなる運動や入浴基本的に禁止されています。体が熱を持った状態のため、血行を促進すると肌の炎症などが悪化する場合があるのです。


 基本的に、施術の12時間前後は飲酒をはじめ、運動や入浴もNGです。血行が良くなることを避けた上で、施術を受けてください。
 万が一、脱毛をして赤みや痒みが出た時は、患部を冷やしたり、肌が乾燥しないよう保湿をしっかり行いましょう。
 

まとめ

 脱毛が出来ない人は、ざっくりと以上のような理由によるケースが多くなっています。

基本的には健康な状態でなければ、脱毛を受けることが出来ません。とはいえ、嘘をついて無理に脱毛すると、余計なトラブルの元になりかねませんので、脱毛くらいなら大丈夫と自己判断せず、しっかりと自分の状態についてカウンセリングで伝える事は重要です。

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