眼瞼下垂治療
50代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
165,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
希望デザイン
他院で勧められた手術では皮膚切除により瘢痕ができて取り返しのつかない事態になるのではと思い手術の決心がつかなかったが、先生の術前説明が詳しく納得できたため当院で手術を決めた。
方法
両側 新挙筋法2針4点固定法(左右で異なる挙筋度)
Dr.コメント
上瞼のクボミを伴う眼瞼下垂の中でも左右それぞれのタルミ度・陥凹度・下垂度が異なる顕著な例です。
強いてそれぞれのGradeを数値化してみると、右側:タルミ度1/4 陥凹度 1/4下垂度 1/4であるのに対して、左側:タルミ度3/4 陥凹度 4/4下垂度 3/4 で表すことができ(当院独自のgrade表記です)、術前シミュレーションにて左側のタルミをクボミに埋めても尚、クボミ要因が勝る程度であると評価しました。
全ての要因で左右差が最小限になる様に左右で異なる挙筋度を設定した新挙筋法のみで手術を行いましたが、概ね術前の御本人様のイメージ通りの結果になりました。
術後は(特に左側の)挙筋に対して筋力トレーニングのリハビリを推奨すると、どんどん自力の挙筋力がUPしてきて完治に至りました。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
手術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)