眼瞼下垂治療
60代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
385,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院手術歴
18歳時:両側 埋没法(瞼板法)
30歳時:両側 埋没法(瞼板法)
希望デザイン
目頭の皮膚のツッパリ(被さり)のせいで特に左側の目が開きにくいのを改善したい。
両側の目尻が下がってきているのもついでに少し吊り上げたい。
方法
1回目:両側 新挙筋法2針4点固定法
2回目:右側 新挙筋法1針2点固定法&左側 最小限オーダーメイド目頭部分切開 LEVELⅣ
Dr.コメント
この症例は、経年変化で進行した眼瞼下垂の典型例です。
元々蒙古ヒダが被さっていて開眼のブレーキになっていることに加えて、タルミやクボミも進行し、挙筋力も衰えてくるとやがて常に眉が挙がったままの顔貌になってしまいます。昔、双子で100歳の金さん銀さんがTVのCMに出演されていましたが、目があまり開いていないのにも拘らず彼女たちの眉は常に挙がりっ放しでした。
一方でコメカミも痩せてきて凹んでくると目尻側の瞼のタルミも一層進行してきます。従来はコメカミにプロテーゼ挿入を挿入されるかコメカミリフト手術といってメスで側頭部の皮膚を切除される手術が盛んでしたが、脱毛や顔面神経麻痺などのリスクが高いので、現在は隠避される傾向です。
当院では注入だけで済む脂肪幹細胞を用いた再生医療も必要または御希望時には併用しています。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
手術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)