二重整形の修正
20代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
330,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院手術歴
21歳時:両瞼埋没法(2点固定瞼板法)
24歳時:上眼瞼脱脂術&両瞼埋没法(2点固定瞼板法)※その後、右結膜面に粘膜の肥大と腫瘤形成が生じた
希望デザイン
他院で受けた埋没法の二重ラインが消えてしまいもう一度二重にしたい。目の開き具合の左右差と眼球が突出しているように見える目を改善したい。特に右側が瞬きする度にゴロゴロする原因も調べて欲しい。
方法
1回目 両瞼 新挙筋法2針4点固定法
2回目 右側のみ 新挙筋法1針2点固定法
3回目 右側のみ 新挙筋法2針4点固定法&他院埋没糸抜去
4回目 右側のみ 新挙筋法1針2点固定法&他院埋没糸抜去
5回目 右側のみ 新挙筋法2針4点固定法
6回目 右側のみ 新挙筋法1針2点固定法
Dr.コメント
この症例は非常に稀なケースです。前医で受けた埋没法の複数の糸のせいなのか元々の疾患なのか判別がつき難かったのですが、右上眼瞼結膜縁(瞼板上)に複数の肉腫(大小不連続の瘤状の良性粘膜腫瘍)が見受けられた方で、最高固定強度の新挙筋法をもってしてもラインがすぐに取れてしまう方でした。
粘膜面の両性腫瘍があると判っていても、切除や焼灼をすれば眼球に接する滑面に必要以上の損傷をきたす恐れがあるため不用意に手は出せず、かと言って新挙筋法を何回まですれば正解なのかが判らない程の難治性眼瞼下垂でした。
眼球が突出して見え、睫毛が挙がり切らないのはその腫瘤のせいでもありました。また、軽度のタルミとクボミもあり、腫瘤ごとクボミに収納させることを幾度となく挑戦して、やがて根治に至りました。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
手術後当日のみ 15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)